この緊急事態だからこそ、社会人としてどう動きたいか。
ご存知の通り、昨日に緊急事態宣言が発令されましたね。
それに伴い、該当する各自治体で様々な要請等が行われました。
保育施設や学校は自治体により対応が異なり、その点は賛否両論ある様子。
さて、この記事で話題にしたいのが
今回のコロナ禍のような緊急事態が発生した際に、
経済活動が縮小する業種と、その逆に維持できる業種とが明確に分かれたこと
について。
社会人、皆社会に貢献している。
緊急事態宣言を発令する際の首相の言葉で、
「キャリア」の面から私にとって印象に残ったものがあります。
それが、
「物流を守り続けるトラック運転手」
です。
※ 首相官邸のホームページに記者会見内容あり。

私の中では非常に響いた。
こんな混沌とした中で、トラック運転手がいなければ、私達の生活は成り立たない。
買い溜め騒動があっても、ほとんどの生活必需品が絶えることなく店頭に並び安心して買い物ができるのは、まさにこの人たちのお陰です。
そうだよ、私達の知らないところで、経済は最低限でもしっかり回ってる。
そこで、就活生のあなたに問いたい。
こんな緊急事態だからこそ、責任を持って職務を全うする立場を担いたいか。
こんな緊急事態だからこそ、事態が収束するまで自分や家族の身の安全を確保するべく動くのか。
どちらの立場でいたいのかは、人それぞれでどちらも正解。
この緊急事態だからこそ活躍するのが、
今回においては
公務員、医療従事者や福祉・保育施設の従業員、
物流、IT、生活必需品を売る小売業者
などであろう。
この緊急事態でやむなく活動を縮小せざるを得ないのが、対面業務が中心となる業種であろう。
私のような人材系の業界や飲食業界、娯楽・レジャー業界、百貨店業界が挙げられるかもしれない。
特に公務員や医療従事者は、
今回の他いかなる場合もその職務の重要性は変わらないだろうし、
報道によりその過酷さが垣間見えました。
これは、今後仕事を選ぶ人にとっては1つの指標になるかもしれませんね。
過酷な状況でも、誰かの為に事を成したいと思うのかどうか。
私が常々お伝えしている「社会にどのように貢献したいか」(以下を参照。)は、まさにココにある。

それぞれ方法は違えど、
公務員も、医療従事者も、保育士も、トラック運転手も、生活必需品を売る小売業者も、
すべての社会人が、自分たちのできることで、できる範囲で社会に貢献しています。
だからこそ公務員を受験する人には、安定してるという理由で志望するのはやめるよう、伝えています。
安定したいという理由だけなら、公務員は目指さない方が自分のため。
それは、こういった過酷な状況でも活躍してもらうための見返りとしてあるようなもの。
安定そのものが公務員の本質ではないのです。
公務員は、どんな時でも住民の先頭に立って物事に従事する立場。
楽(ラク)という概念で片付けられる仕事ではない。
こういうときに、公務員の真価が問われる。
公務員や医療従事者を筆頭に、
こんな緊急事態だからこそ、必死に働いて日本の生活を維持しようとしてくれている人たちがいるということは忘れてはならない。
この緊急事態であなたはどのように社会に貢献したいですか?
あなたの価値はこんな時、どこにどのように置きたいですか?
ぜひこの機会に考えてみましょう。