エントリーシートで伝えるあなたの魅力
昨日まで3日間に分けて、「就職営業力① 商品の品質向上に努めること。」について触れました。



今回からは、就職営業力②。
商品の取扱説明書を書けること。
商品というのは、もちろんあなた自身です。
商品の「取扱説明書」とは、つまり「エントリー(面接)シート、履歴書」のこと。
このシートの類。
毎年、エントリーシート添削を行いますが、
書くのが面倒なのか、しっかり書いてこない方が多いです。
「しっかり」とはどういうことか。
これについては、次回以降で「しっかり」と触れます。
本日は、エントリーシートがなぜ「商品の取扱説明書」といえるのかに触れますね。
エントリーシートはあなたの分身
企業の人事や面接官は、あなたの作成したシートを見て、それを元に書類選考や面接を行います。
ということは、当然のことながら、
シートの内容が不適切(不明確)=不採用
ということになります。
当たり前ですよね。
例えば、あなたも何か商品を買ったとします。
その商品に説明書がないと、どのように使えばよいか不安になったりしませんか?
組み立てが必要ならば、その説明書がないとどう組み立てたらよいかわかりませんよね?
食品、日用品、家電・・・何においても何かしらの説明が書かれているはずです。
エントリーシートや面接シートもまた然りです。
人事や面接官の視点は、
「この学生と一緒に働きたいか」
「この学生は将来わが社で活躍(貢献)してくれるか」
です。
人事は、こういったある種の「採用してもよいのだろうか」という不安を抱えているわけです。
その不安を取り除くために、エントリーシートや面接シートがある。
例えば、エントリーシートを見て、
「この学生はうちで活躍してくれそうだ。じゃあ、それを面接で確認してみよう!」
といって、次のステップである面接選考に学生を呼ぶわけです。
シートから、あなたという人間を判断しているわけですね。
だからこそ、シート関係で手を抜いてしまうと、
それは、結局あなた自身の首を絞めることになる。
こういったことから、私は、
エントリーシート=取扱説明書
であり、
あなたの分身である
だと考えています。
面接選考に進むためには、そして面接でよりよい印象を面接官に与えるためには、
まずは、シート類からあなたの人格や特性が滲み出ていることが望ましい。
逆を言えば、
シートからあなたの人格の良いも悪いも滲み出てしまう
ことも注意をしておきましょう。
シートに記入の際は、そこを踏まえて、十分に気を付けましょう。
次回は、シートに記入の際の注意点について触れます。