就職営業力②(2)~エントリーシートの書き方のコツ(見た目編)~

就職活動全般

エントリーシートも見た目が大事

昨日は、エントリーシートの重要性について、触れました。

就職営業力②~エントリーシートはあなたの分身~
エントリーシートで伝えるあなたの魅力昨日まで3日間に分けて、「就職営業力① 商品の品質向上に努めること。」について触れました。就職営業力①:今回からは、就職営業力②。商品の取扱説明書を書けること。商品というのは...

昨日のブログで、しっかり書いてこない方が多いということをお伝えしましたが、
この「しっかり」とはどういうことか、特に見た目について、触れます。
エントリーシートも面接も、まずは見た目から。

シート記入上の注意

  1. エントリーシート記入上の注意は必ず読む/守る
  2. コピーを取る
  3. 下書きをする
  4. きれいな字で書く
  5. 紙媒体の場合は、くしゃくしゃにしない
  6. 字の大きさに注意
  7. 誤字、脱字、癖字、略字に注意
  8. 欄内をすべて埋める
  9. 字数を満たす
  10. 見直しをする
  11. (インターネット申込の場合)項目と書いた内容が一致しているかを確認

1.シート記入上の注意は必ず読む/守る

シートに、記入上の注意が書かれていたり
各項目の欄外に但し書きが書かれている場合があります。
その場合、その注意事項をしっかり読んでから記入しましょう。
その注意事項を守らない=入社しても上司の言うことを守らない
という印象を与えます。

2.コピーを取る

練習用にコピーを取る。

提出する用紙は必ずコピーを取りましょう。
提出用にいきなり清書をするのは絶対NG。
まずはコピーを取り、コピーした用紙を練習用として使いましょう

提出前に、清書した用紙をコピーする。

清書をしたら、提出前に必ずコピーを取ること!
面接では、シートを用いて面接が行われます。
何を書いたのか、面接前に確認できるように、コピーを取っておきましょう!
見直しは必須です。
業界や企業により、自己PRも志望動機も書くことは当然変わります。
どの企業で何を書いたか、エントリーシートのコピーを取って管理しましょう。

3.下書きをする

必ず下書きをしてから清書しましょう。
上でも述べたように、いきなり清書をしないこと。

まずは、ルーズリーフなどに書きたいことをまとめる。

ルーズリーフにまとめたら、シートに、鉛筆で下書きをする。

見直しをする。

問題がなければ、ボールペンでなぞる。

鉛筆の跡が残らないように消しゴムできれいに消す。

いきなり清書して間違えるよりも、
下書きをして間違い等ないか確認してから清書した方が、ミスを最小限に減らせます。

4.きれいな字で書く

字はあなたの内面を表わします
これは、当たり前ですが、
シートは先方に見られるものです。

とある人事の方からシートを見る際は、まず字のきれいさを見る、と伺ったことがあります。
汚い字で書かれていたら、内容を読まずに不採用箱に入れるとのこと。

字が汚い=人格に問題がある疑いあり
字がきれい=信頼がおける
という印象を与えますので、なるべくきれいな字を心がけましょう。

過去の教え子の中には、昔から書道をやっていたために面接内で字のきれいさを誉められ、
今では職場内コンクールの表彰状の清書や、お客様に手書きで書類を提出する際に同僚から清書をお願いされるケースも増えたとのことでした。

字がきれいというのはそれだけでお得です。
字に自信がある人は、書くことでそれを存分にPRしましょう。

5.(紙媒体の場合)くしゃくしゃにしない

エントリーシートは清潔を保ちましょう。
字のきれいさだけでなく、エントリーシート全体の見栄えも、あなたの内面を表わします。

・シートが折れ曲がっている、くしゃくしゃになっている。
・鉛筆の跡や消した跡が残ってる。
など、シートの汚れ等が目立つと、良い印象は与えません。

6.字の大きさに注意

字は小さすぎても大きすぎてもダメです。

字の大きさは、シートに印字されている「質問項目の字の大きさ」を基準にするとよいです。

これのだいたい1.2倍~1.5倍程度の大きさで書くと読みやすく丁度良いように、個人的には感じます。

小さな字でぎゅうぎゅう詰めに書き過ぎると、読み手にとっては読みづらさを感じますし、
大きな字で文字間隔を開け過ぎると、書くことがないからとわざと行数を稼いでいる印象を受けます。。

何を書くか内容を明確にした上で下書きをし、
どれくらいの分量が書けるかを確認し、字の大きさも調整しましょう。

7.誤字、脱字、癖字に注意

文章の印象が残らず、そして他の応募者と比較されやすい。

誤字、脱字、癖字があるからといって、直接的に不採用の原因になるわけではありません。

けれども、注意をした方が当然良いでしょう。

誤字、脱字、癖字があると、
それが気になり、内容に集中できず文章の印象が残らずに評価が下がることも、あります。

なにより、他の応募者と比較したときに、誤字脱字等がない人の方が評価は高くなります。

私も、添削をしていて、誤字などがあると、そっちが気になって内容が入ってきません。

採用者に、志望動機が低い印象を与える。

見直しもせずに急いで書いたような印象を与え、
提出期限ぎりぎりに準備した印象になります。
提出期限ぎりぎり=志望度が低いと思われてしまいます。

8.欄内をすべて埋める

・書くことがないから書かないはNG。

質問項目は、何かしら必ず埋めましょう。
書くことがないから書かない。これは避けてください。

・文体は敬体で。

文体は、敬体(ですます調)が望ましいです。
常体(である調)でも問題はありませんが、
「先方に読んでいただく」ことを考えれば、丁寧な言葉を心がける必要があるため、常体は適切とは言えません。

9.字数を満たす

・字数指定がある場合

字数指定が設けてある場合は、必ず従ってください。
例えば、「400字程度」「400字以内」などの指定がある場合があります。
どちらにおいても9割は越すことを意識しておきましょう。
※ 「400字程度」→360字~440字程度となります。
「程度」という指定の場合、400字を多少(1割程度)は超えてもOKということです。

※ 「400字以内」→360字~400字となります。

字数指定がない場合

字数指定がない場合でも、枠の空欄が少なくなるよう、なるべく枠内ぎりぎりまで記入をしましょう。
エントリーシートによっては、枠内に罫線が引かれている場合と引かれてない場合とあります。

罫線が引かれている場合

その罫線に従って書けば問題ないです。

罫線が引かれていない場合

鉛筆で下書きの際に、罫線を引いて書くようにしましょう。
罫線は文章を真っ直ぐに書くための目印になります。
そのため、罫線を枠に対して垂直に引くこと。罫線が斜めになってしまっては元も子もないです。

文章が蛇行していたりすると、見た目も悪くなります。
罫線がない場合は、必ず罫線を鉛筆で引きましょう。
もちろん、清書後にきれいに罫線を消すことも忘れずに。

枠内に収める。

枠からはみ出さないこと。
枠からはみ出す=ルールを守らない印象になります。

10.見直しをする

見直しはきれいに書くコツ

当たり前ですが、絶対に見直しをしてください。
見直しをすることで、誤字、脱字、癖字を防げますし、
文章の流れを確認して、おかしな点がないかを見分けられます。

・添削をしてもらってより良いものに。

可能なら、下書きの段階で誰かに添削をしてもらいましょう。

11.(インターネット申込の場合)項目と書いた内容が一致しているかを確認

項目の記入間違いは命取りです。

これは、例えば、
志望動機欄に、自己PRを書く
自己PR欄に、志望動機を書く
といったことです。

インターネットの場合、注意してほしいのが、
下書きをしてどんなに良い内容ができたとしても、
画面に打ち込む際に、打ち込む項目を間違えてしまってはアウトです。

もちろん、漢字の変換ミスやキーボードの打ち損じ(例:ます→mす)もないように気を付けましょう。

まとめ

エントリーシートもまずは見た目から。
見た目にも気を配りましょう。
上記の注意点を意識した上で、まだ歯をつけるなどの工夫もアリです。