組織ファーストも従業員ファーストもない。
前回は、就活のための経験ではなく、在りたい自分を考えるための経験をとお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

さて、台風19号による甚大な被害が各地でありましたが、そんな中、内定者研修を敢行した企業もあるとのこと。
台風19号は、採用市場にも影響を及ぼすほど大きなものだったということですね。
ブラック企業と認定されても仕方ないよね。
Twitter等でも話題になった、企業からの連絡。
自由参加と謳いつつ、責任感と結び付けて忠誠心を試しているよって、脅しにも取れるメールを送っているのには、流石に驚愕しました。
互いが切磋琢磨できる関係こそが大切。
東京都としても、都知事が台風の動きや交通機関の運行状況を踏まえて、従業員の安全確保や早期帰宅の検討をと言っているにも関わらず、このメールは流石にないよなぁ。。。
お前らの命など知ったこっちゃない、俺らがやるんだから参加して当たり前っていう空気を醸し出してる。
うちブラックだからって自ら暴露してる。その度胸はすごいわぁ。
けれども、現社員ならまだしも、入社前の内定者の段階でこれはないよな。
今の時代、組織第一とはいかない。それが内定者なら尚更。ちなみに、従業員第一(内定書第一)ともいかない。
あくまで組織と従業員は持ちつ持たれつの関係です。
以下の記事にもあるように、組織は個のために。個は組織のために、です。

これの意識を失くした途端、双方の信頼関係は崩れるでしょう。
この組織が内定者の忠誠心を試しているなら、従業員への想いをこの組織には試されている。
どちらが上の立場でもありません。
そして、権利と義務は表裏一体。権利の主張のみでは相手は納得しません。
お互いが支え合い、切磋琢磨できる組織を選定ができるよう、多角的に組織を分析しましょう。
いかがでしょうか?
今回の例は、極端だなと感じます。こんな企業ばかりではありません。
キャリアカウンセラーとして、組織と従業員がお互いに対等に、切磋琢磨できる社会を願います。