就職活動の本質を知る。
前回は、面接では大きな声を心がけることをお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

さて、これまで「自分の本質を伝えよう。」、「組織の本質を知ろう。」ということをお伝えしてまいりました。
では、そもそも本質とは何でしょうか。
本来の姿をさらけ出さなければ就活とはいえない。
よく大人たちは、「本質を分かれ!」と言ってきます。そういう大人たちが俺らの本質わかってねーだろ、なんて冷ややかな目で見ていた時期もある私ですが、そんな私が上記のように本質を知ろうなどと口走ってる。
年取るのって怖い。
さて、本質とはなんでしょうか。本質とは、物事の根本的な性質・要素。本来の姿のこと。(コトバンクより引用。)
どんなものでも、本質を掴むというのは、簡単なようで難しいなと私は感じます。なぜなら本来、人は目の前のこと、本質を覆うその周辺のことに一生懸命になりがちだから。
本質を知るは、目的を知ることから始まる。
本質を知るというのは、「目的を知ること」にあります。例えば、運動をするその本質は、健康的で免疫力を高め長生きすることにあります。健康的な体、長生きできることを目的にしているのです。
「何のためにそれをするのか」を知ることが、本質を知るためには必要なのです。
そのため、目の前のことに注目しがちな方は、自分が何のためにそれをするのかを自問自答することが大切といえます。
自問自答には、なぜを考えることが一番です。なぜを考えることについては、こちらをご覧ください。

本質を掴むは効率化を生む。
以上のことから、あなたの行っているアルバイトやサークル活動においても、これからの未来で携わる仕事においても、自問自答は大切です。
「なぜその仕事を任されたのか。」「自分が達成するべきは何か。」を考えると、自分が本当にやるべきことが見えてきます。仕事の優先順位や取捨選択ができれば、仕事の効率化を図ることもできます。
伝えなければならないことの本質を知れば、指示を出すその正確さも増すでしょう。
就活生のあなたも、あなたの本質を知れば、伝えたいことをはっきりと伝えることができるはず。組織の本質を知れば、組織への志望動機をより明確にすることができます。
就職活動の本質とは。
では、就活の本質とは何か。それは「社会人としてのなりたい自分になるため」であると私は考えます。
就職活動は大学受験とは異なります。筆記試験の点数が良いからとか、学校の成績や論文内容が優秀だから「受かる」というのとは、訳が違います。
スキルを示すような資格だけに固執したり、もちろん偏差値な高い大学に固執していても、就活の本質はそこではないのです。
スキルや学歴は基準であり、本質ではないのです。むしろ就活の本質は、「社会人としてのなりたい自分になる」。つまり、夢ややりたいことを実現するために就職することです。
なお、学歴が高いから就職に有利というのは最近はほぼ迷信となっています。有名大学出身で派遣社員になり、200万程度の年収の方もいます。
それは、悪いことでもみっともないことでもない。本人の満足感がそこにあるかどうかが大切なのです。
そしてその満足感は、人それぞれ異なる。学歴が良いから就職成功ではなく、なりたい自分に一歩近づいたから就職成功となる。上記はそんな例のひとつではないでしょうか。
いかがでしょうか?
本質を知ることは、自分の本当にやるべきことに注目することです。それは、今後の指標とすることもできるでしょう。
自分の将来を実現するために、その組織を選んだという確固たる志望動機を持つようにしましょう。
その組織でやりたいことについては、以下もご覧下さい。
