ビジネスにおける優秀さとは何たるか。
前回は、面接では相手の意図を汲み取ることが大切であるとお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

さて、面接ではあなたの将来をイメージするために様々な質問をします。あなたが将来的にその組織で活躍でき、管理職を担える存在か。
あなたが優秀な人材かを見極めているのです。
では、「優秀な」とはどういうことなのか。
あなたにとっての優秀な人材を定義しよう。
まず、間違いなくいえることは、「学歴が高い=優秀」という訳ではないということです。
学歴はその人の頭の良さを図る物差しに過ぎません。ビジネスにおける「優秀さ」とは、学歴の高さとは無関係。高卒程度でも、専門学校卒程度でも、高学歴でなくても、経営者として名を馳せている方々はたくさんいらっしゃいます。
では、ビジネスにおける優秀さとは何か。
何を持って優秀とするかはその人の価値観次第。
優秀というのはあいまいな言葉。
優秀=頭の良さと捉える方もいるかもしれません。その一方、効率的に仕事を回すことを優秀と捉える人もいます。
結局のところ、価値観次第となりますが、何を持って優秀というのかあなたなりに定義してみましょう。
今回は、ビジネスの世界でよくいわれる優秀さについて、以下を挙げます。
・効率的に仕事を回す。
・優先順位が高いものから仕事をこなす。
・レスポンスが速い。
・目的を持って行動する。
・チームのための自分という意識を持っている。
優秀だと思える人の大半は、上記のことを意識しています。「労力をかけずに高い成果を出すためにはどうすべきか」を考えて行動し、そのために優先順位を決めて効率性を高めます。
効率的に仕事をすることを意識しているが故に、緊急の案件が発生した場合などは、レスポンスや処理速度が格段に速いと感じます。
そして、本当に優秀と感じる人は、自分に何ができて何ができないかを理解し、足りないところを相手に任せられる人だと私は感じています。
チームに係わっているからこそ、自分本位ではなく他人を考えて行動できる人は人格的にもビジネスとしても優秀といえます。自分と周りを客観視し、チームに係わる人を適切なポジションへと配置し、一人ひとりの長所を生かす環境を作ることができる。
こういった人は、一目置かれる存在となるでしょう。
客観視の大切さはこちらも合わせてご覧ください。

いかがでしょうか?
あなたの考える「優秀さ」を定義しましょう。それに近づくために何をやるべきか。それが、就活生であるあなたが社会人として活躍するための糧になるはず。
優秀になれという訳ではありません。理想の社会人像を持ち、それに近づくための努力を重ね、社会人としての誇りを持ちましょう。
なお、面接では、「理想の上司像とは?」と質問されることもあります。そちらも合わせて考えてみましょう。
