何のための経験をするのかを考えよう。
前回は、熱を持って取り組めることを探そうとお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

さて、就活のための経験を目論む。21卒でも、そんな考えが蔓延しています。
なんか違う気がする。
やりたいことは何かを真剣に考えるために行うのが、今あなたに必要な経験。
就活のための経験が、やりたいことを明確にするための経験とするなら、何も問題はない。
けれども、就活で内定をもらうための経験と考えるとするならば、なんとも浅はかに感じます。
在りたい自分を考えるための経験を。
一つ一つの経験に学べることが沢山あるのに、その経験が「就活のための行動」になっていて、在りたい自分としては「動作」になっている。
そう思わざるを得ません。
就活で採用者の目を引くための成果を得ることはできていても、就活を終え社会人になってからの在りたい自分に近づくための成果にはなっていない。その意味で、「動作」になっています。
例えば留学するとして、その目的が、面接で留学そのものや英語力の高さをPRするためであるのは、留学経験そのものが勿体ない。
何のために語学力を伸ばしたいと考えたのかが重要でしょう。
例えばボランティアをするとして、単発のものをするのはPRにならないからやらないというのは、せっかくの経験を失うだけで勿体ない。
単発のボランティアも何回か経験することや、様々な種類を経験することもPRになります。
就活のことを考えて、PRの可否で経験を決めるのはお門違い。
そうやって培った経験には、意志や熱意が感じられません。それは、キャリアカウンセラーとして就活生と触れ合っていても感じます。
すごくまともなことを言っているようで、感情や意志、話の内容が薄っぺらくなります。
そうならないためにも、経験をするなら在りたい自分とはどんな人物像なのかを考え、経験を選択しましょう。
いかがでしょうか?
経験は就活のためではなく、将来在りたい自分とは何かを考えるためにするものです。
あなたの経験は何の為のものですか?