この2月に行う就活対策とは。
前回は、誰にも負けないことを聞かれた際の受け答えについて、お伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

さて、就活が本格化するまで1ヶ月を切りましたね。私も早期選考の対策としてエントリーシートを添削したり面接指導をしたりと、忙しくなってきました。
では、この1ヶ月、本格化するまでの大仕上げとして何をしたら良いのか、見ていきましょう。
2月からの就活準備として大切なことは何か。
1月から、TOEIC受けます、資格の勉強をしますといったご報告を受けます。
それはそれで自己啓発として良いとは感じますが、「就活の本来の準備はできていますか?」と伺うと、就職の軸がブレブレだったりします。何のためにTOEICを受けるのか、疑問に思うことがしばしば。
あなた自身は、就活の本来の準備はできていますか?
筆記対策は落ちないための対策に切り替える。
民間企業の筆記対策においては、範囲が定まっておらず膨大であることや、比較的簡単な問題が多いことからも、すべての単元をやることはお勧めしません。筆記に集中する時間がないためです。
お試しで筆記の問題を時間を計って解き、解き方を覚えつつ速く解く練習をしましょう。
公務員の筆記対策においては、膨大な範囲とはいえ、頻出問題が必ずどの科目にもあります。また、問題のレベルも民間の筆記に比べると難しい。ただし、100点を取らなければならない試験ではありません。
そのため、この時期としては、模試を受けて得意不得意を見極め、得意を忘れないための反復学習に力を入れ苦手をカバーすることをオススメします。
民間、公務員どちらにおいても、模擬的に問題を解くことは大切といえますね。そして、落ちないために得意の強化をするといったことが重要です。
人物重視傾向に対応するための自己分析の強化を。
就活を意識するようになってから、様々な方面、様々な人に自己分析をやろう、業界研究をしようと言われ続けたのではないでしょうか?
大学の就活講座や就活支援会社のサービスを受けたという方も多いでしょう。
様々な人から様々なことを言われ、インターンシップに参加すべくインターンシップ用の自己PRや力入れたこと、志望動機を付け焼き刃的に作成したのではないかと想像します。
その各項目の内容、満足できていますか?
面接指導を受けた方は、もしかしたら深慮が足りていないと感じることもあったのではないでしょうか?
例年、卒業生の方に聞くのが自己分析をもっと深めておくべきだったという言葉です。自己分析が不十分なまま社会に出て、本当にこんなんで良かったのか?と自問自答しモヤモヤが晴れない。その結果、仕事に対するモチベーションが上がらないということがあるようです。
せっかく就職したにもかかわらず、モヤモヤした状態が続くのはもったいないように感じます。
そのため、今就活生であるあなたがやるべきは、自己分析の見直しと完成といえるでしょう。今一度、以下の視点で自己分析を見直し、確固たるものに完成させましょう。それができるラストチャンスが就活解禁前の今の時期です。
・志望する組織で何をしたいか
・志望する組織で何ができるか
・志望する組織に求められているものは何か
・どんな自分を採用者に知ってほしいか
以上の観点で自分を見直し、自己分析を完成させましょう。なお、「志望する組織で」ということからも分かるように、業界や職種、企業のある程度の選定も始めておきましょう。
上記の視点は三が日の終わりにも記載した内容も含まれます。詳細はこちらをご覧ください。

いかがでしょうか?
解禁まで残り一ヶ月。自己分析の穴を埋めていく作業と、業界や企業の選定に注力しましょう。解禁したら、実際に動くことに時間を割くこととなります。
そうなると、自己分析や業界研究などのあなたの核となる大切な部分を見つける時間がなくなってしまいます。
就活を本格化するためのラストスパート。やれることを着実に行いましょう。