グローバルに活躍したい人の企業選択の方法
前回は、色々なことにチャレンジしたいという方に向けて、お伝えしました。チャレンジしたいという思いは、裏を返せば優柔不断であることです。優柔不断である印象を与えないためにも、相手が納得する業界選定理由を築いていきましょう。詳細はこちらをご覧下さい。

さて、今回はグローバルに活躍したい方に向けて、どのように業界や企業の選定をするべきか、お伝えします。
グローバルは、今や常識?世界を見据えた企業戦略を知る。
グローバルの波がここにも押し寄せているんだなと思わず感心するのが、大学生の留学経験です。今の時代、留学が当たり前になりつつある。民間の就職支援をしているとそのように感じます。すごいなぁと感心します。一昔前までは留学経験をあまり聞かなかったのですが、ここ最近は本当によく聞きます。
そんな留学経験や、人によっては帰国子女といった特性を活かすには、どのような就活を行うべきなのでしょうか。見ていきましょう。
外資系企業に絞る必要はない。
私が就活生だった頃は、業界は様々ありますが英語ができる=外資系、と単純発想での就活が多かったです。私の友人の帰国子女も、やはり外資系が多いですね。
「バリバリの成果主義でやっていきたいんだ!」という方は、外資系はおすすめです。ただ、今の時代、グローバルな活躍を求めるのならば、外資系に限りません。至るところで、国際的視点を求められています。
メーカー系はもちろん、金融、ITなど様々な業界で海外支社を設けています。それに、外資系企業と合併したことで社内での会話が英語になったという企業もあります。顧客が海外の企業で海外出張が頻繁にあるような企業もあるんです。
公務員においても、国家公務員はもちろん地方公務員であっても海外とやり取りをする部署が存在しますし、海外都市と姉妹都市の関係にある自治体も多い。警察官や消防官、皇宮護衛官といった公安系にも英語ができる人材が求められているのも現状としてあります。特に2020年の東京オリンピックに向け、関東近辺の警察は英語や中国語など外国語に力点を置くようになりました。
このように、どんな業界においても国際的に活躍することや、海外の人々とコミュニケーションを取ることを求められている組織が多数存在します。
外資という目線ではなく、まずは英語や国際的な活躍以外にどのような興味を自分は持っているのか、どのように海外と関わるかという視点で、業界や企業を考えてみるのも一つです。
日本市場は海外市場と繋がっている。
どのような財・サービスも、日本市場だけだと今や飽和状態にあると言われています。このことからも、いかに海外市場を取り込むかということを戦略の一つとする企業が多くなっています。
今はグローバル展開をしていなくても、企業の成長のために、今後グローバル展開を視野にいれているという企業も少なくないでしょう。
そのため、インターンシップや説明会、OB訪問においてグローバル展開をしているか確認すると共に、展開していない場合でもグローバル展開を考えているかを質問してみるのも良いでしょう。「実はね、海外進出の話が出ているんだ。」なんて言ってくれることもあり得ます。そうしたら、実際の面接なんかでは、自分が海外展開の中心人物になるぞ!くらいの気概でPRするのもよいですね。
英語に「興味がある」という方へ
グローバルに活躍したいという方の中には、「英語は話せないけど。。。」という方もいるかもしれません。
グローバルに活躍するためには、世界共通言語と言われている英語を話せることは、ほぼ間違いなく基礎的スキルの一つになるでしょう。企業の中には、TOEICの点数を基準として設けている企業もあります。
むしろ、グローバルに活躍したいはずなのに英語力がないとなると、「英語力がないってどういうこと?」「英語力を高めるために取り組んでいることはある?」など、確実に面接で問われます。
だからといって夢を諦める必要はなく、TOEICの取得や実際に海外の方と英語で話す等、英語力を鍛えることを今から考えましょう。TOEICであれば一般企業で600点以上、人気企業で800点以上、外資系企業で900点以上を目指しましょう。
いかがでしょうか?
グローバルに活躍したい。そんな方で、もしまだ英語力の指標となるTOEIC等の資格を持っていないという方は、ぜひTOEICの勉強をしてみましょう。良い点であればあるほど、履歴書の資格欄が華やかに彩られす。
なお、最近では中国語や韓国語、ベトナム語が注目されてきていますので、そういった言語圏の国々と取引している企業であれば、十分PRになります。
また、必ずしも資格を取得しなければならないというわけではありません。留学やアルバイト等、外国人が多く訪れる場に自ら足を運んで語学力を磨いたということも、PRになります。
グローバルに活躍したい方は、選択肢に広がりが出ますので、どんな分野で活躍したいのかをぜひ考えてみてください。どうしても外資系なら、選考はもう始まりますよ!準備できていますか?ぜひ頑張ってください!