土日も勤務することがありますが、大丈夫ですか?
前回は、休日の過ごし方を問われた際の受け答えについて、お伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

さて、あなたは休日をしっかりと休みたいタイプですか?それともオンとオフをはっきりと分けたいタイプですか?
ビジネスマンになると、休日に突然仕事が入るということは、実は結構あります。そこで、今回はこんな質問をご用意。
あなたにとって、休日出勤はあり?なし?
「休日出勤がありますが、大丈夫ですか?」
休日出勤ができる人を求めているわけではありません。けれども、全く休日出勤ができないという人も責任感を感じられず雇いたいとは思えない。
就活相談をしていると、休日は完全休みの仕事がしたいという学生の方をよく見かけます。実は、私も学生時代はそう考えていました。なぜなら、プライベートとの両立を図りたかったから。
けれども、今では土日勤務の方が楽しいと感じています。それはなぜかというと、平日休みだと優越感を感じるから(笑)土日に混む場所が平日だと混んでおらず土日以上にゆっくりできるので、土日に仕事があった方が良いと感じています。
日本の休日出勤の実情
日本の社会システムとして、サービス業など土日関係なく営業をしている業種が増えています。月曜日から金曜日まで1日7~8時間労働が基本形態となっているため、土日に仕事以外の事をしたいという需要が高まった結果といえるでしょう。
金融機関であっても、例えば新規顧客開拓において、土日でないと面談ができないというお客様がいた場合には、土日出勤となることもあるでしょう。
公務員だって、人口減少という問題を解決するために、まちの魅力を地域外の人に伝えるべく土日にまちおこしイベントをするために土日に出勤することもあります。補助金交付日が近づくにつれ土日も仕事になることもざらにあるのです。
休日出勤を一切していないという組織はほとんどありません。毎週のように休日出勤という組織もあれば、繁忙期になれば休日出勤もありうるという会社がほとんどなのです。
面接で休日出勤について聞かれたら。
面接での受け答えとして、休日出勤大丈夫?と問われたら、基本問題ないという返事が好ましいのが実際のところでしょう。休日出勤NGですなんていう回答は、上述のように、業務に対する責任感のなさを露呈します。
重要になってくるのが、休日出勤に関する価値観です。組織がどのレベルの休日出勤をあなたに求めているのか。そして、あなた自身がどれくらいの頻度なら休日出勤が許容範囲なのか。組織とあなたの価値観の擦り合わせが必要になります。
毎週土日のどちらかは仕事なのか、月に1回程度か、繁忙期の時だけなのか、休日出勤手当はどの程度まで付くのか、シフト制なのか。これは、組織によっても人によっても異なるでしょう。
この他にも、実力を早くつけたいから休日出勤してもよいと考えるのか、オンとオフを分けたいと考えるのか等々、その休日出勤に関するあなたの価値観を明確にする必要があります。
選考で、休日出勤の頻度について聞くのは、ご法度なのか。
よく、就活サイトなどで、「逆質問で休日出勤について聞くのはダメ。」と述べているサイトもありますが、そんなことはありません。
「休日出勤はありますか?」というように有りか無しかの二択で問うような質問の仕方は確かにNGです。けれども、頻度を問うような質問であれば面接官も受け入れてくれます。
今回のような質問があれば、「先ほど、休日出勤のことについてご質問されていましたが、どの程度の頻度でしょうか?」と頻度について聞けば問題ありません。
また、今回のような質問がなかったとしても、「私は毎週休日出勤があっても対応していきたいと考えておりますが、実際のところどの程度の頻度で休日出勤がありますか?」と聞いても問題はありません。
自分の価値観と組織の会社の擦り合わせができるため、質問はするべきでしょう。
いかがでしょうか?
休日出勤がどの程度あるのかは、気になるところではないでしょうか。休日出勤の頻度を質問するのは、あなたの理想とする(納得する)働き方をしていくためにも大切な判断材料となるでしょう。
しっかりと互いの価値観をすり合わせ、納得のいく就活をしましょう。