就活でやりたいことを絞れないなら、できることを探ろう。〜何ができるかは、あなたの経験に隠されている。〜

就職活動全般

仕事でやりたいことを、できることから絞っていく。

前回は、大きな目標を意識して、その中の小さな目標を1つ1つ達成することの大切さをお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

就活の成功は、小さな目標に過ぎない。〜大きな目標は就活のその先にある。〜
在りたい自分になることが大きな目標。就活は通過点としての小さな目標。前回は、面接練習の1回1回に目標を持って臨もうという話をさせていただきました。詳細はこちらをご覧ください。さて、あなたは就活に対する目標としてどのような目標を持っ...

さて、相談業務をしていて、立て続けに相談を受けたことがあります。それが、「業界を幅広く見すぎてどうしたら良い?」「やりたいことがあり過ぎて1つに絞れない。」というもの。

やりたいことが本当にできることなのか?を知る。

やりたいことがあり過ぎる。業界を広く見過ぎる。これは、何も悪いことではありません。むしろ、様々な選択肢や可能性を持つということは良いこと。

ただ、「やりたい」の「〜たい」は、希望を意味する助動詞。つまり、やりたいこととは興味の範囲に留まるに過ぎません。

できることを洗い出そう。

やりたいことは自由に幅を広げつつも、少し冷静に「できることは何か」を考えてみましょう

誰でも、やりたいことは多かれど、できることは一気に制限がかかるはずです。やりたいことがあっても、自分にできないことというのは往々にして長続きしません。

終いには、やる気が削がれてしまう可能性もあります。一概には言えませんが、それが入社後ミスマッチを招く恐れもある。

だからこそ、やりたいことだけに惑わされず、その中で自分ができることは何かを探ることが重要です。

経験で知る「できること」

できることは何か。それを探るためには、やはり経験の洗い出しです。

自分史の作成をと言いたいところですが、この3月の時期でもあるため、ツールとしてはモチベーショングラフマインドマップの作成を、オススメします。

自分史については、以下をご覧下さい。

自己を知る、自己分析①~経験の洗い出し~
自己分析を知る。あなたは、自己分析していますか?やり方が分からない、うまくできているか不安という方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、自己分析とは何かについてお伝えします。自己分析の理由とその方法自己分析というのは、自分...

マインドマップについては、以下をご覧下さい。

自己分析ができないなら、しなくてよい~効果的な自己分析を~
できない自己分析はしない前回は、自己PRと長所の違いについて触れました。一見同じに見えて、実は違う、この二つ。企業が何を知りたくてこれら二つのことを聞くのか、その意図を汲み取って話すようにしましょう。詳細は以下をご覧ください。...

モチベーショングラフについては、以下をご覧下さい。

モチベーショングラフ~自己分析を深めるためのツール~
モチベーショングラフ前回のブログで、自己PRは一般化した言葉ではなく本質的な内容でPRをすることについてお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。さて今回は、自己分析をする上で最近よく就活生の間で用いられている、「モチベーション...

「できること」を考えることで、自分の能力や価値観を見出だせます

できることを探るということは、自分にとってプラスになった経験は何か素晴らしい経験をしたと思えることは何かを考えることです。

なぜそのような経験をプラスに捉えたのか。この部分に、自身の価値観が隠れ、自分の得意なこと=能力が垣間見えます。

このように、できることを探ることで、地に足付けた最適なやりたいことを見出すことができます。

いかがでしょうか?
やりたいことがたくさんあることは良いことですが、実現可能性を見極めることも大切です。できることをしっかりと把握しましょう。

なお、業界を絞るべきかという言及については、以下でもお伝えしています。

業界は絞るべきか~あなたの就職観を基に正しい選定をしよう!~
業界は絞るべきか前回は、エントリーシートの誤字脱字について、お伝えしました。詳細はこちらをご覧下さい。私の業務の中に、エントリーシート添削があります。これまでも1万を越えるエントリーシートを見て参りました。エントリーシートを通し...

やりたいこと、できること、やらねばならないことについては、以下をご覧下さい。

組織の中のwill、canとmustをマッチングさせよう!〜独りよがりな志望動機は嫌われる。〜
組織の中でできることとやらねばならないことを見極めよう。前回は、志望動機とあなたの想いに一貫性を持たせることについて、お伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。組織の知っている情報を述べるよりも、あなたの想いを伝えることが何より...