発想力を求める組織が増えている。
前回は、大切にしていることから就職の軸や自己PRを考えることについて、お伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

最近のエントリーシートは形式も質問内容も様々。面接もその手法は様々で、どの組織も工夫を凝らしていますね。
それは、どのような人物を求めているかを明示しているとともに、組織も多様化している証拠といえます。
中でも、エントリーシートの自己アピールの自由記述や、プレゼン面接などが増えていると感じます。
エントリーシートやプレゼン面接に求められるものとは。
エントリーシートの形式やプレゼン面接については、別途の記事をご覧ください。
エントリーシートの形式については、こちら。

プレゼン面接については、こちら。

この記事では、なぜ上記のようなものが求められるようになったのかについて触れます。
自由記述やプレゼン面接(特に新規提案形式のもの)というものがなぜ求められるようになったのか。これらを通して企業は何を知りたいのか。
様々な理由がありますが、どの組織でも共通しているものがあると、私は感じています。
社会に染まりきっていないからこその柔軟な発想力
どの組織も共通している着眼点として、「発想力」が挙げられます。例えば自由記述においては、自由ですので400字〜800字の文章を書くのもアリです。
ただ、もし私が採用担当者ならそういったものを提出された場合、見ないでしょう。なぜなら、エントリーシート自体が通例として形式張った文章を書くものだからです。
自由と書いてあるのに形式的なのは、実につまらないなぁと感じるのです。
一方、文章に拘らず、図や写真、イラスト、漢字一文字などといった自由な発想で書かれたものは、それだけで興味をそそります。話を聞いてみたくなる。
プレゼン面接も同様です。例えば10年後の新規ビジネスを考えろといったものであれば、もちろん業界やその組織の方向性を加味しつつも、無難な提案ではなく突飛な発想を持った提案の方が面白いと感じる。
こういったプレゼンの相談をよく受けますが、私は「まずは費用等の制約は考えずに自由に案を出してみよう」とお伝えします。
キャリアカウンセラーの中には、費用のことも考えてと指導される方ももちろんいます。私も、面接では財源はどうするかなど聞くこともある。
ただ、考察の初期段階においては、そういった制約のもとでは自由な発想が失われ、つまらない案しか出てこなくなるのです。
組織としては、面白い発想でかつ理にかなった提案を欲している。社会人の頭では思い浮かばない、学生だからこその面白い発想を求めているのです。
いかがでしょうか?
制限は取っ払って、まずは自由に考えてみましょう。夢を持って考えることが大切です。
なぜなら、ビジネスはロマンから生まれるのですから。