これまでの経験の中で大切にしていることを洗い出そう。
前回は、面接ではコミュニケーション能力を具体的に語ることについてお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

面接は、あなたのポテンシャルを面接官に感じてもらうことが、まずは大切です。
コミュニケーション能力というありきたりで、かつ抽象的なものででは、ポテンシャルは示せません。
そこで考えてほしいのが、就職の軸や自己PRなのです。
大切にしていることを考えることで、堂々と意見を述べることができる。
コミュニケーション能力をPRしようとする就活生はたいていの方が、自己分析が未だ不明確という方が多いです。
また、就職の軸をエントリーシートや面接で聞く組織が昨今は増え、「人にフォーカスを当てた就職の軸ではどうやら納得してくれないぞ?」と感じ始めている方も多いのではないでしょうか?
就職の軸もコミュニケーション以外の自己PRも、就職においてはどちらも大切。
それをぜひ理解した上で就活に励みましょう。
意見を持つためには軸を知ること。
例年以上に内定が出るのが早まっている20卒向け就活事情。内定を出す出さないのすみ分けとして、「自分の意見をしっかりと述べられるか。」ということがあるように感じております。
この「自分の意見」として、就職の軸そして自己PR(正しく自分をPRできるか)が挙げられる。この両方に共通することとして、私が就活生に問うのが「大切にしていること」または「心掛けていること」です。
例えば、
「事を成し遂げる上で大切にしていることは?」と聞くと、たいていの方が「就活の軸」に近いものを答えてくれる。
「経験する上で心掛けていることは?」と聞くと、その方の特長や得意としていることを答えてくれます。
人は誰しもが、自分の中で譲れないものや大事に思うものがあるはずなのです。それに気付いた人は、自分の意見をしっかりと答えてくれる。一方、気付いていない人は発する言葉にブレが生じています。
そのブレのせいで面接官の信頼を勝ち得ることができていないことが非常に残念。自分の意見に蓋をせずにしっかりと述べるために、まずはあなたと向き合ってみましょう。
改めて就職の軸を考えたい方は、以下も合わせてご覧ください。



いかがでしょうか?
まだちゃんと自分の意見を言えていない人は、改めて大切にしていること、心掛けていることを自問自答し洗い出してみましょう。