自分の正義を他人に押し付けることなかれ。
前回は、目標を立てて実行することについて、お伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

自分を持って発言や行動ができる方を見ると、私は感心します。有言実行できる人ってなんか輝いてる。
ただし、周りに伝える、アピールするということは、周りから疎まれたり中には潰しにかかってくる人もいるでしょう。
個人的には、そういう輩は逆に潰したれ…と言いたいところですが、まぁこの記事では真面目な話を。
相手を認められない、相手が間違っていると感じるあなたへ。
皆それぞれ自分の中に正義がある。
あなたにも、どうしても合わない人がいるのではないでしょうか。
その相手を、どうしても認めたくない。考えや行動、姿勢が間違っている、自分の方が正しいと感じたこともあるかもしれません。
けれども、明らかな違法行為でない限り、誰が正しいとか間違いとかはありません。
正義は否定されるべきではない。
自分から見たら正しいことも、他人から見たら間違いということも、もちろんその逆もあるかもしれません。
生まれ育った環境やその人の立場によって、モノの見方や考え方は大きく変わります。それによって、正しいという判断にも間違いという判断にもなる。
人は、誰しもが自分の中に正義を持っているということです。
その正義が相反するものとしてぶつかり合うことで、人間関係のトラブルへと発展する。
相手が間違っている(と思っている)ことをするのが、許せない。だから、否定したくなる。
正義とは価値判断の基準と言い換えても良いでしょう。
けれども、それはその人の基準であり、他の人の基準ではありません。
そして、その正義や基準は、否定されるべきものではない。それがその人なのだから。
もし、あなた自身が自分の正義の下に人を判断しているのなら、それは独りよがりになっている可能性が。
自分が正しいのではなく、皆平等に正しい。言い換えれば、自分も含め誰もが間違いでもある。
現代は、多様な価値観が認められています。
就活においては例えば、3年後には独立を考えているためそのスキルを身に着けたいから志望するという動機を認めてくれる会社も増えてきています。
このように、あなたの価値観や正義を認めてくれる組織は必ずある。
これから先、もしあなたが間違っていると指摘されたら、そんな考えの人もいるのだと認めましょう。
そして、もしあなたが誰かを間違っていると感じるなら、否定するのではなく、認めた上で自分はどう思うか意見を述べるようにしましょう。
否定したら否定されるだけ。
そこに生産性は一切ない。
いかがでしょうか?
自分の中の正義を大切にするあまり、それに見合わない人を完全否定する人が社会人にも学生にも多いです。
定規で押し測れないものを無理に測ろうとしても測定不能になるだけなのに。
そもそもその人の中にある正義は、正しい正しくないという判断基準にはありません。
それを元にどう責任を持って行動するかが、重要です。
どんなに素晴らしい正義を掲げても、行動がそれに伴っていなければ、偽りの正義となるだけですから。