論理破綻は会話を諦めさせるので、ご注意を。
論理的思考。
エントリーシートでも面接でも、このスキルは見られます。
ご存知のこととは思いますが。
論理的思考は、ビジネスにおいて、非常に大切。
ビジネスは成果・利益を求められる。
最大限の利益を生むためには最適な筋道を立てる必要がある。
テキトーなことをやって損失を出しては元も子もないからだ。
だからこそ、論理的思考はビジネスにおいて必要な要素の1つといえます。
そのため、就活においては、
論理性があることを示すためにも、エントリーシートや面接では論理破綻に注意しましょう。
論理破綻を起こしている文章例
あなたの述べていることは、相手に納得してもらえるものとなっていますか?
そのことについて、誰かにしっかりと確認してもらっていますか?
自分で考えた文章を自分で読み返しても、そこに論理性があるかはなかなか分からないものです。
なぜなら、考えた文章に対して、自分では納得したつもりになっているから。
だからこそ、第三者に必ず添削をしてもらってください。
エントリーシート添削支援については以下をご覧ください。
さて、私がこれまで10年ほどエントリーシート添削や模擬面接をした中で感じた論理破綻を紹介します。
文脈に統一感がない。
これは、次の2つがあります。
・途中から言いたいことがすり替わっている。
以下、2つの例文を見ていきましょう。
文章例1
塾講師のアルバイトでは生徒の士気を高めることに注力しました。なぜなら年齢が一番近いからです。
❓
ってなりませんか?
前後の文章に何の一貫性も脈絡もありません。
年が近いから生徒の士気を高めるというのは、直接的な理由ではありません。
それよりも、
なぜ士気を高める必要があったのか、
どのような目的があったのか、
こういったことをまずは伝えることが大切です。
文章例2
計画性があります。飲食店でのアルバイトでホール担当が二人しかいないため、複数の業務を効率よくこなす為に分担をして互いに抜け漏れがないかを確認しキッチンとの連携を図りながら作業を進めていました。
これは、計画性のPRから効率性や協調性に話がすり替わっていますね。
言いたいことが不明確になります。
目先の理由(意志)しか述べられていない
志望動機などで、例えば以下のような例を見てみましょう。
文章例3
御社の、お客様の視点に立って最適なサービスを提供するという理念に共感をしたため志望します。なぜなら、私は人の役に立つ仕事をしたいからです。
人の役に立ちたいから理念に共感した。
これは、本質的な理由かといわれれば、そうではありません。
目先の意志しか見えないからです。
なぜ人の役に立ちたいのか。
どのように役に立ちたいのか。
こちらの方が一層本質的なものといえるでしょう。
論理性を意識するためには「なぜ?」を深めること。
上述のように、文章全体の一貫性の無さや辻褄が合わない内容は、論理が破綻していると思われても仕方がないでしょう。
だからこそ、論理的に筋道を立て、本質を述べることを意識していただきたいです。
論理性を意識するには、やはり
「なぜ?」を深めることです。
その他、意識すべきことは以下の記事に記載しています。合わせてご覧ください。

例3のように、志望動機における事柄に対する直近の理由は、単なる意志や希望であることが多いです。
それでは、本質を示せていません。
なぜそのような意志が生まれたのかを述べること、
さらには、その根本にある本質的理由を述べること。
これが重要です。
筋道がしっかり立っているか。
第三者の目を気にしましょう。