人に会う際の就活マナー
前回は、人に会う前の準備編として、就活マナーをお伝えしました。
詳しくはこちらをご覧ください。

今回は、人に会う際の注意点について。
常にあなたは見られている
あなたの振る舞いや言動。常に意識していますか?
けっこう見られています。私も、あまりにひどいと注意します。
就活においては、どこでだれが見ているか分かりません。
あなたの振る舞いや言動が、印象を決定づける。
これまで、就職支援に8年携わっていて、やはり学生のマナーの悪さには驚かされるシーンが多々あります。
私に対してだけでなく、面接にいく企業に対しても、です。
人材会社の方の話を聞いても、やはりマナーの無い学生は、紹介しないとおっしゃっていました。
人事の方の話を聞いても、やはりマナーの無い学生は、採用しないとおっしゃっていました。
どちらも、企業の信用に関わるからとのことです。
当たり前ですね。
人は心を持った生き物。嫌だなと思えばそれまでですから。
そう思われないために、どうしたらよいか。
人と会う際に気を付けたいことを、お伝えします。
人に会う際に心掛けたいこと
どのようなことを心掛けるべきか見ていきましょう。
① 時間に余裕を持って行動する。
② 予定時間を過ぎそうな場合は、必ず連絡する。
③ やり取りを勝手に終わらせない。
④ 電話やメール対応には十分に気を配る。
⑤ 必ずメモを取る。
⑥ 質問は必ずする。
⑦ 提出書類はクリアファイルに入れる。
⑧ 視線を合わせて会話する。
⑨ 表情を持つ。
⑩ 聞く態度を持つ。
① 時間に余裕を持って行動する。
前回のブログでもお伝えしていますが、
会場に10分前に到着することを意識しましょう。
当然のことながら、遅れないようにしてください。
30分前に最寄り駅に到着するイメージが良いかもしれません。
② 予定時間を過ぎそうな場合は、必ず連絡する。
遅刻は厳禁。その日お会いする方の予定をすべて狂わせます。
遅れそうだということが分かったら、その時点で必ず連絡するようにしましょう。
③ やり取りを勝手に終わらせない。
特にメールでのやり取りにおいて、連絡が途絶える学生がいます。
こちらからお会いする日時を提示させていただいており、
お返事を待っているのにもかかわらず一向にお返事がない。
こちらから再度連絡してようやくお返事が帰ってくる。
再度連絡しても返事がないのは完全にブラックリスト入りですね。
これ、本当に有り得ない。
社会人は、利益を生むための仕事をしています。
その仕事の時間を割いて、会うことを約束しています。
どんな理由であっても必ず連絡することが、マナーです。
お断りするなら、必ず理由を添えてお断りの連絡をしましょう。
また、理由も相手の事を考えたものにしてください。
また、メールでのやり取りを終えるタイミングは、
相手で終わらず自分で終わる、という意識でいましょう。
目上の方からのメールは必ず返信する。ビジネスの鉄則です。
④ 電話やメール対応には十分に気を配る。
電話やメールの対応マナーはまた後日お伝えします。
電話やメールは顔が見えない分、一層注意深く扱ってください。
たった一言、一文が、印象を悪くさせます。
また、メールとLINEを一緒くたにしない。
LINEは友達とのツール。メールは企業とのツールと思いましょう。
既読スルーも未読スルーも絵文字もNGです。
⑤ 必ずメモを取る。
これは、残念で仕方ありません。
人にお会いする際は、必ずメモ帳と筆記用具を出しておきましょう。
就活において、人と会うことはそれだけで貴重な体験です。
自分だけの情報として活きる。
会って聞いたこと、得たことは必ずメモしてください。
そうでないと絶対に忘れます。
あなたのオリジナルの情報を得るために、必ずメモを取り、見返すよう心掛けてください。
メモを取る行為が相手に興味があることを暗に明示することになります。
ただし、メモ魔にならないよう気を付けてください。
人と会う際は、話してコミュニケーションをとることがメインになります。
メモ魔になると、下ばかり見て話を聞いていないと勘違いされることもあるので、
基本は目を見て会話をし、必要な時にポイントをメモする。
これを意識しましょう。
⑥ 質問は必ずする。
人に会うなら、必ず質問を用意していきましょう。最低1個!
質問がない=興味がない、と思われることもあります。
また、HPに載っていることを聞くのは、絶対NGです。
「HPを確認してください。」と一蹴されてしまうので、必ずHPを確認してから人に会うようにしましょう。
そして、HPを確認して疑問に思ったことなどを質問しましょう。
「企業研究をしてくれている」という印象になります。
⑦ 提出書類はクリアファイルに入れる。
前回もお伝えしていますが、書類がぐしゃぐしゃだと、仕事もぞんざいなのではないかと思われかねません。
クリアファイル等に入れ、必ず大切に保管するようにしましょう。
⑧ 視線を合わせて会話する。
視線は必ず合わせてください。
視線を合わせないと、コミュニケーション下手で暗い印象を与えてしまいます。
話すときは相手の目を見る!
これはコミュニケーションにおいて、大切です。
誰に向かって話しているのかを明示することで、
あなたと会話しているよということを知らせ、
コミュニケーションがとりやすくなります。
⑨ 表情を持つ。
これも⑤と同様、コミュニケーションをとる上で大切なこと。
表情豊かにとまでは言いませんが、
無表情=興味がないと思われてしまいます。
口角を少し上げ、笑顔でいることを心がけましょう。
⑩ 聞く態度を持つ。
あくびをする、携帯をいじる、腕時計に何度も目をやる、腕組みや足を組む(伸ばす)、椅子にふんぞり返る。
どれもやってはいけない行為です。
興味がないという印象を与えかねません。気を付けましょう。
腕組みや足を組んだりするのは、癖もあります。これも態度がでかい印象になり兼ねません。
なるべく癖をなくすことを意識して、座るようにしましょう。
いかがでしょうか。
人と会う際は、礼儀を持って接しましょう。
そして、積極的に人事や先輩に話しかけてください。
それが良い印象となれば、社会人としてのスタート地点はすぐ目の前に現われます。