入社一ヶ月で退職なんてもったいない!
前回は、待ちの姿勢からの脱却を、とお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

さて、ゴールデンウィークも過ぎ、大学も学生の流れが落ち着いてきました。それと同時に毎年話題になるのが新入社員の早期離脱。
入社後1ヶ月で退職したツワモノについてです。非常にもったいないですね。
辞める前に、まずは周りに目を向けよう。
入社後1ヶ月で退職したくなる気持ちは痛いほど分かります。
熱しやすく冷めやすいタイプの私も新卒の頃、何度も辞めたいと思いました。よくもまぁ2年続いたなと。
ただ、1ヶ月で辞める。メリットはどこにもありません。
就活時の自分を否定しないために。
確実に言えることは、1ヶ月という短い期間で何が分かる?ということ。
そこで働いている人が何を感じ、どのような思いでいるのか。多くの人に触れ、少なくともそれらを知ってから辞めても遅くはない。
1ヶ月で辞め転職活動をしたとしても、面接で根掘り葉掘り聞かれるのはその退職理由。
短期間での退職は、否が応でも、その理由を薄っぺらいものにさせます。無計画、継続力のなさを露呈してしまう恐れもある。
日々の仕事に触れ、その仕事を共に行っている同僚や上司の想いに触れてみてください。
反面教師にするべきこともあれば、見習うべきところも必ずあるはずです。
転職活動をするなら、「嫌だから転職する」ではなく、辞めるための明確な(誰もが納得する)根拠を持ちましょう。
そのためにも、組織の中で多感に様々なものに触れてみることをオススメします。そこから感じたことを元にした転職理由は納得を生むものとなります。
何より、せっかく学生時代にインターンシップに行ったり、説明会に行ったりと苦労したのに、1ヶ月で辞めるのは、もったいない。
その時の苦労した自分を否定することにもなります。
その時々では正しい選択だと思って選んだ就職先。その時のあなたは、その組織の何を見てたのでしょうか?どこに惹かれたのでしょうか?
辞める前に、今一度それを思い出してみるのも、良いのかもしれませんね。
そして、現20卒以降の方は、ぜひ組織の外見に囚われず、中身を見ましょう。長期インターンシップ、職場見学、アルバイトなど、どんな形であれ仕事に触れることをオススメします。
よもや説明会は意味をなさない。単なる会社の上辺を知るきっかけにしかなりません。
いかがでしょうか?
就職活動は入社し仕事が始まるまで、不安と期待が入り混じった状態が続くことでしょう。
いざ、蓋を開けてみると会社の歯車的に扱われる。そこに不満を感じる方が多いようですが、冷静に考えれば歯車であって当たり前です。だって組織はチームですから。チームの一員というのは組織の目標を達成すべく動かなければなりません。
では、あなたはどの組織の歯車となりたいですか?この歯車というのは、悪い意味で言っているのではありません。
どんな組織のために働きたいかということです。
20卒以降の方は、それをヒト、モノ、など様々な観点から見定めましょう。