面接で多角的に自分をPRするには、「行動の細分化」が重要。
面接をしていると多種多様な就活生の考えや価値観に触れることができ、面白いんです。
「自分なんてそんな大したことしていない。」
なんて卑下する就活生も、話を注意深く聞いてみると、
自分なりの考えをちゃんと持っている。
そうなんですよ。
何も考えないで日々を過ごす人なんていないんです。
だって、人間は感情を持った生き物。
常に何かを考え、考えることを止められないのが人間ってやつです。
だからこそ、面接で一辺倒に同じことを繰り返し話しているのはもったいない。
そう感じてしまいます。
行動の細分化が、合否の分かれ道。
面接では、この人と一緒に働きたいかという視点で評価される。
いち同僚としてはどうだろう?
いち部下としては?
では、顧客に対してはどうだろう?
上司に対しては?
先輩、後輩に対しては?
チームの一員としてはどう?
・
・
・
一緒に働きたいかといういち視点であっても、
これだけの観点が存在します。
人は、いろんな側面を持った生き物です。
そして、面接官も上記のように色々な角度からあなたを知りたい。
それにもかかわらず、
一辺倒にいち側面しか見せられないのは、もっっっったいない!
色々な側面を見せるには、やはり「行動の細分化」が望ましいでしょう。
行動の細分化で話せる(話したい)エピソードのストックを多く持つ。
エピソードの強弱を気にする人がいます。
エピソードの強弱も確かに大切で、面白い経験をしている就活生は確かに目を引きます。
ただし、それ以上に大切なのは、自分の人間性を伝え示すこと。
そのためにも「行動の細分化」。
こういう時にはこういう行動をしたという風に、
場合分けをして細分化する。
これを私は「行動の細分化」と呼んでいます。
例えば、飲食店の接客のアルバイトであれば、
お客様が来店してからお店を出るまで、様々なフェーズがありますね。
① お客様来店
↓
② 席へのご案内
↓
③ 注文取り
↓
④ 食事を運ぶ
↓
⑤ 食事を片付ける
↓
⑥ 会計する
一言で飲食店での接客エピソードといっても、
このようにフェーズ分解できます。
もしかしたらこの中に、
キッチンとのやり取りや掃除というフェーズもあるでしょう。
このことからも、エピソードが一つしかないというのはあり得ないのです。
①~⑥のそれぞれでエピソードがあるはず。
さらには、1日1日相手にするお客様だって異なるのですから、
それこそお客様に合わせて三者三様のエピソードが生まれるはずなのです。
より細かくエピソードを洗い出すことができるのです。
どのような時にどのような行動をするのか。
そして、欲を言えば、なぜその行動をするのか。
という理由や意志も洗い出せておくとすばらしい!
この行動の細分化は日常のすべての行動において使えます。
サークルもアルバイト、ゼミナールに限りません。
普段の人付き合いにおても、行動の細分化は有効です。
面接で多角的、多面的に自分を伝えるためにもぜひ行動を細分化しましょう。