特に何もしていないという謙遜は、自分を苦しめるだけ。
前回は、就活は実践の積み重ねが必要とお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

さて、面接やエントリーシートなどで自己分析系の質問に答えるためには経験を交えて述べること。
これは、周知のこと。
それ故に多いのが「とくに何もしていない」という就活生の声です。
日々何かを経験している。それを整理すること。
いや、絶対そんなことない。
意外と、何気なーく経験しているはずです。一日中何もせずに過ごしているなんてことはありません。
経験の価値は相手による。自分では決めるな!
同僚のキャリアカウンセラーの方も話をしていて納得したことが、何もしていないという就活生に、「長期の休み(夏季休暇等)は何をしていたか」を聞くと、結構それなりの回答が返ってくるとのこと。
「長期の休みは何をしていたか」を聞くというのはなるほど納得です。
私も経験を掘り下げる質問を就活生に投げ掛けることが多々あります。
すると、「いや、ほんと1日家にいて何もしてません。」なんて言いながらも、「毎年自治会で若い者がいないために父親の手伝いとしてお祭りの運営企画に携わっている」なんて人もいました。
面白いじゃないですか!
いや、親父の手伝いですし。。。ってそれの何が悪いの?
今回お伝えしたいことが1つあります。
経験の大小や価値は相手が決めること。大きな経験であれば無条件に良いわけではありません。
上の例とは逆に、自分にとって価値があるものでも、相手にとっては無価値の経験であることもあり得る。
自分で使える使えない、強い弱いの判断をしないよう、お気をつけください。
経験の出し惜しみをせずに、どんな些細(と思うよう)なことでもリストアップしてみましょう。
もし、自分の経験に自信が持てないようなら、第三者に話してみると良いですよ。
いかがでしょうか?
固定観念を捨てて、経験の整理をすることであなたらしさを見つけましょう。
それが就職の軸を明確にしてくれます。