チームの中の個としての活躍はどのようなものかを考えよう。
エントリーシートでも面接でも同様ですが、
これまでの経験を問うと「自分はこんなことした」と述べてくれる方が多いです。
それももちろん必要なこと。
ただ、それだけでは足りない要素があります。
それが、組織目線。
自分の行動がチームに何をもたらしたのか。
そもそも、自己分析の目的は何か。
その目的は大きく2つ。
- 自分の人物像を相手に紹介するため。
- その志望先で働いているイメージを持ってもらうため
です。
そのためにまず自分を知る必要があるのです。
最初の1つは誰しもが意識しますが、2つ目については意識が向かない人が多いです。
自分の行動や考えを相手に紹介することも、もちろん就職活動においては大切です。
けれども、自分を紹介して終わりではなく、その先の「志望先で働くこと」が大きな目的のはずですね。
志望先で働くために、採用者にそのイメージを持ってもらうことが重要。そのための自己分析でなければなりません。
志望先で働くイメージを持ってもらうための自己分析として重要なことが、
「チームの中の個」の観点で自己分析を行うこと。
これについては、以下の記事をご覧ください。

チームの中の個を意識した自己分析をすることで、どのような組織が自分に合うか、組織の中でどのように自分を活かせるかが分かります。
それを伝える際には、「自分はこんなことをした」ではなく、
- チームに対してどのように考えているのか
- チームにどんな効果をもたらしたくてその行動をしたか
- その結果チームとしてはどうなったのか
これらを意識した受け答えをすると良いです。
自分が何をしたかだけを答えるのではなく、
その結果、チームに何をもたらしたのか
を伝えることが大切ということに気付いてほしい。
採用者としても、組織の一員としてあなたがどのように動くのかが分かりやすくなります。
もちろん、言うまでもなく、志望組織で自分をどう活かして、組織をどのように発展させたいかを伝えることも大切ですよ。
まとめ
まずは、志望先の求める人材像を確認しましょう。
その中から自分に当てはまるものをピックアップし、
それがこれまでに所属したチーム(集団)の中でどのように活かせたかを洗い出し、
チームへの想いとともに伝えること。
組織でどのようにスキルや経験を生かせるかを考え、組織の中のあなたを採用者にイメージさせましょう。