目指すはプロフェッショナル!
前回は、専門知識を活かしたいという方へのメッセージとして、学問からあなたの特性を知ることをお伝えしました。詳細はこちらをご覧下さい。

さて、今回はどうしてもプロフェッショナル(以下、プロと省略)になりたい!という方向けにお伝えします。
あなたの目指すプロとは?
あなたにとってプロとはどんな存在でしょうか?私も就活生時代に、「手に職をつけてゆくゆくは独立!何かのプロになりたい!」そんな風に考えていました。そして、どんなプロになりたいか思いを馳せていました。
「数学のプロ=数学の教師?ないない。。。教師向いてない。」そんな風に考えていたのに、その数年後には公務員受験予備校の数的処理の講師になり、今ではキャリアのプロとして活動を開始しています。人生何が起こるか分かりませんね。
話が反れましたが、あなた自身も何かのプロになりたい!という、その「何か」が既にあればそれを突き詰められる職に就いてもよいでしょう。「何か」をこれから探すという人は、どのようなものが向いているのかを考えつつ就活を進めていきましょう。
どの分野のプロを目指したいか
よく勘違いをされる方がいますが、専門職とプロは似て非なるものです。専門職とは、医師や弁護士などの専門的職業のことです。これは、体系的知識をを長期間学ばなければならず公共への奉仕を指向していることが求められます。
一方でプロとは、職業的にその分野で生計を立てている人のこと。その職業において、豊富な経験と高いスキルを持っていることが求められます。つまり、一つの分野における経験がものを言う。そして、プロになるべく、もしくはプロとして、どんな経験をしたいのかが大切です。
よく、「私は専門的スキルを身に付けて、そのプロになりたいんです!」という人がいますが、そういう方のほとんどがなぜか「営業」や「事務」を避けます。
経理、人事、法務などは専門性が高いイメージで「プロ」を意識しやすいようですが、営業や事務は想像ができないのでしょう。けれども、営業や事務としてとしてどんな企業でもやっていける高いスキルを身に着ければ、それはプロと言えます。
営業のプロになれば経営コンサルタントとして独立もできるでしょう。事務のプロになれば、資格取得できる知識を身に着けられ、それを元に独立しても、事務能力の高さにより、スムーズに経営ができるでしょう。私は極端に事務能力が低いので苦労しています。。。
プロとは何かの資格を取得したり、手に職を着けることを意味するのではなく、その分野を極め高いスキルを身に着けることをいいます。そのようにできる職を探せると良いですね。
専門性で言うなら
1分野といっても、分野によっては幅広い領域があります。例えば、私も先ほどキャリアのプロといいましたが、組織分野、個別分野があります。組織分野のなかにも、人事面に携わる領域もあれば経営面に携わる領域、従業員へのキャリアカウンセリングなどあります。個別分野においても、就職支援領域や転職支援領域、再就職支援領域などなど、幅広く存在します。
このように、1分野のどの領域を目指したいのか、それとも1分野を幅広くやっていきたいのか。どう考えるかにより、方向性もがらりと変わってくるでしょう。これらのことも加味して業界や職種を考えてみることをお勧めします。
いかがでしょうか?
やりたい仕事に真摯に向き合い、その分野を極める。それが、プロです。このプロとしての意識や資質は、単純なことで身に着くものではありません。困難なことに挑戦しそれを成し遂げる力が身に付いてこそ、プロとしての実力が増すと私は考えています。
そのためにも、経験することが大切。長く経験できプロになるべく打ち込めるるものを探せると良いですね。