就活で営業マンになりきれていない人へ〜自己紹介屋に成り下がらない!〜

就職活動全般

就職活動は営業活動である!

前回は、志望動機の作成のためにも、情報を多角的に収集することについて、お伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

多角的な情報で、志望動機を補完する。~いつまでも社風だけに拘らない!~
多角的に情報収集をしよう。前回は、逆質問について改めてお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。さて、面接をする上でやはり組織の情報収集は絶対。それはあなたも方方から言われていることと存じます。情報収集に勤しむ!それが志望動機...

さて、面接練習をしていると、営業マンになりきれていない方が多いことに、気付かされます。だからこそ、情報収集は多角的にしっかりと行ってほしい。

そして、就職営業力をぜひ身に着けましょう。就職営業力については、以下をご覧下さい。

就職営業力④(3)~面接官にイメージさせる受け答えを~
面接官にイメージさせる就職営業力④ 商品を正しく説明できることとして、1.面接の基本としての対話力2.面接の応用としての説明力これらをご紹介しました。詳しくは、下記をご覧ください。説明力のところでも述べましたが、商...

自己紹介屋にならないために。

面接指導の際に感じることが、「私はこういう人間です。」という自己紹介屋さんになっている方が案外多いなということです。

確かに、面接は初対面の人と行うため、自己紹介は必要。けれども、自己紹介だけでは物足りなさを感じます。

面接は「売り込む場」ということを忘れずに!

あなたが何かモノを買うとき、よほどの衝動買いでもない限り、自分に合うか、自分のニーズに合うかを踏まえて購入するはず。

必要ないと分かっていながらも購入した商品は後から後悔しませんか?何かモノを買う際は、自分に合うかを吟味するはずなのです。

就職活動における選考も、同じ。

面接官は、その組織のニーズに合うか?を確かめたい。そんな中、「私はこんな人間です。」「私はこれがしたいです。」とだけ言われても、「へー、そういう商品もあるのねー。」で終わってしまいます。

「私はこんな人間です。だから、こういう風に御社で力を発揮します。」と、その組織があなたを雇ったときのメリットをアピールしてこそ、商品のPRといえるのです。

就職営業力と造語でお伝えしていますが、あなたに必要なのは、自分を営業するための力

愛想が良く印象の良い営業マンが、元気にハキハキと楽しそうに商品を語る姿を見ると思わず、「欲しい!」という欲を掻き立てられます。

けれども、それはあなたの購買意欲やニーズを把握してこその話。欲しくもない商品をあーだこーだと説明されても欲しいとは思えないのです。

相手のほしい商品(人材)は何かを調査分析し、紹介で終わることなく、適切にPRしましょう

いかがでしょうか?
営業マンとしてのあなたに求められているのは、使用者である組織の思いにいかに応えるかということです。

自己PRが単なる自己紹介とならないように、志望動機が単なるゴマすりとならないように、就職営業力を磨きましょう。

そのマッチングを図る上で大切な、will、can、mustについても合わせてご覧ください。

組織の中のwill、canとmustをマッチングさせよう!〜独りよがりな志望動機は嫌われる。〜
組織の中でできることとやらねばならないことを見極めよう。前回は、志望動機とあなたの想いに一貫性を持たせることについて、お伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。組織の知っている情報を述べるよりも、あなたの想いを伝えることが何より...