就活で、Noと言える勇気と元気を持とう。
前回は、社会人としての誇りを持って、仕事を楽しもうとお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

毎年、就活に関わっていると、「断れない(Noと言えない)」就活生によく出会います。
内定を断れない、人事や先輩社員からの押しを断れない。まるで自分が弱い立場に立ったかのような、そんな感覚を持つ方も中にはいるのではないでしょうか?
Noと言えないことは他人に身を委ねることと同じ。
日本の気質として、上の言うことは絶対という協調の鉄則がある。この点に関しては、教育の現場と社会の共通認識といえるでしょう。
上下関係の大切さを教わり、目上の人の意見を尊重する。他人の言うことを聞かない人を異端と呼ぶこともあります。
断れない(Noと言えない)というのは、上記のような慣習が少なからず影響しているのかもしれません。
自分の自分による自分のための就活を。
私の経験上、Noと言わない人材を好み、昇格させる昔気質の組織は多数存在します。大手に限らずベンチャーにも。こういった組織は、核となる人物の独断で物事が決まるため、成長速度が鈍化します。
その一方、Noと言える人材を好む組織だって、もちろんあります。そういった組織は、物事を多角的に見ることができるため、成長速度が速いもしくは成長することを厭わない組織である可能性が高いです。
では、就活においてはどうか。他人の意見が絶対なのか。言うまでもなく、違いますね。
就活は自分で決めるもの。自分の自分による自分のための活動が就活です。
内定をもらった。でも人事が良い人だし断りきれない。人事の勢いに圧倒されて断ろうにも断りきれない。内定がなくなるのが怖いから断れない。
説明会や面談で先輩社員に乗せられて、志望度は高くないもののとりあえず選考に。
流れに身を任せた結果、自分がどうしたいのかを見失う。
Noと言えないことは、他人に身を委ねることと同義。それは、あなたらしさをなくす一番の原因となりかねません。
だからこそ、Noと言える勇気を持ちましょう。
Noと言える勇気がある人は、尖っていると言われることがあります。その尖りを好む組織も少なからずある。Noといえるからこそ、そこに「何かやってくれそう。」という期待を持ってくれるのです。
威勢の良いNoは、時としてあなたの元気さのPRにもなる。もしNoと言いたいけど言ってよいものかどうか迷っているなら、我慢せず声を大にしてNoと言いましょう。
遠慮は不要です。今のうちからNoと言える訓練をして、社会人になったらはっきりとNoを言える人材になりましょう。それがきっとあなたをたくましくさせる。
あなたの選択に自信を持って。まずは自分を信じましょう。
いかがでしょうか?
今後社会人になって以降もNoと言える社会人を目指しましょう。極端なYesマンは八方美人と思われ、それを見抜かれ左遷されたという例も私は身近で見たことがあります。
何でもかんでもYesというのは、あまりオススメできるものではないのです。
社会人としても、Noと言える勇気と元気を。
Yesについては、以下の記事でもお伝えしています。こちらも合わせてごらんください。
