就職営業力③(2)~自己分析に思い込みは禁物~

就職活動全般

自己分析の敵は思い込み

昨日のブログでは、
・大した経験をしなくてよいこと
・行動を細分化すること
についてお伝えしました。
詳細はこちらをご覧ください。

就職営業力③~経験の洗い出しは、行動を細分化して~
自己分析のやり方昨日まで、就職営業力①、②について触れました。① 商品の品質向上に努めること。 =学力② 商品の取扱説明書を書けること。=エントリーシートでしたね。詳しくは、下記をご確認ください。就職営業力①:...

経験から価値観を知る

何が面接官の心を掴むかは分からない。

学生に対して、もったいないなと感じることがあります。
それは、自分自身にフィルターをかけていること。

今年もSNSやツールを使って、様々な就活生にお会いしています。
その中で、よく聞くのが、
自己PRは、
・アルバイトの話ではPRにならないのではないか、
・何かすごいことを述べなきゃいけないんじゃないか、
などの思い込み。

実際のところ、
特殊な経験を言わなきゃいけないわけでもないし、
何が面接官に響くかなんて分からない。

堅実な行動を評価されるかもしれないし、
成果が伴わなくても、その行動力を評価されるかもしれない。

どんな経験でもよいのです。
ただ、意識して考えてほしいことは以下。

自分にとって最も大切なものはなにか

就職支援に携わるようになってから、毎年のように話していることがあります。
それは、
内定がゴールではない」ということ。
内定は社会人生活のスタートです。

「とにかく内定がほしい。」という焦りは、
納得のいく社会人生活には結びつかない。

社会人として、納得のいく生活を送れるのか。
10年後、20年後を見据えて、正しいキャリアの道のりを歩めているのか。

それが、思い浮かんでいないと、キャリアのやり直しになります。

恥ずかしながら、私がそうだった。
何も考えずに、ただ将来起業したいなくらいの思いで、
システムエンジニアを選択した。

一応、ハローワークで適職診断もして、その中でシステムエンジニアが該当して、
じゃあITも(当時)流行りだしてるし、手に職を身に着けられるし、
システムエンジニアかなって。

これじゃあ、長く続くわけもなく。
キャリアチェンジという名の転職を余儀なくされた。
だからこそ、今天職といえる就職支援の仕事ができているのだろうけど。

新卒の時に、より一層深く自分を知ることを怠ることなくやっていたら、
もっと早く就職支援に携わっていたのかもしれない。
そんな風に考えます。

私の経験からも、皆さんに全力で伝えたいのが、
自分にとって最も大切なことはなにか、価値観、自分の根本を知ってほしい。

過去を振り返るって難しいことじゃない。

価値観を知るために、過去の経験を振り返ることは自己分析編でお伝えしております。
詳細はこちら。

自己を知る、自己分析①~経験の洗い出し~
自己分析を知る。あなたは、自己分析していますか?やり方が分からない、うまくできているか不安という方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、自己分析とは何かについてお伝えします。自己分析の理由とその方法自己分析というのは、自分...

例えば、こんな質問をしてみましょう。
「幼い頃、あなたが好きだった番組は何ですか?」
(サビカスのキャリア理論「キャリアストーリーインタビュー」にある質問項目)

私の場合、
3歳の頃:仮面ライダーブラック。
平成生まれの方には古いか。。。昭和最後の仮面ライダーです。
一人の主人公が、改造人間(仮面ライダーブラック)となり、悪の組織を倒す。

小学生~現在:バットマン
ご存知の方も多いはず。人知れず悪を憎み、スーツを着て悪を倒す。
そんな一人で頑張っている姿が、大勢を救おうとしている姿が好きだった。

戦隊ものよりも一人が主人公になっている仮面ライダー(当時は仮面ライダーは一人だった)の方が好きだったんです。
そして、バットマンも一人で悪に立ち向かう姿が格好良かった。

このことからも私の価値観の一つに、「自分の力で実行する」ということが挙げられる。
だからこそ、フリーキャリアコンサルタントを選択したのだと感じています。

もちろん、仮面ライダーにもバットマンにも、
一人で戦うのを支えてくれる人がいることは重々承知していますが。

って、私のことはどうでもいい!(笑)

言いたいのは、
こんな些細なことでも価値観は見えてくるということ。
皆さんがやるべきことは、
1.自分の「自己分析ノート」を作ってください。
2.ちょっとしたことでも、思い出したらメモを取り、共通するものから価値観を探る。その糸を紡いでいけば、大きな柱ができあがり、ぶれない軸が出来上がるはずです。