社会貢献をするのは公務員だけではない。
前回は、公務員の利益追求についてお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

利益追求をするのは、公務員だって同じです。税金を徴収するのは、その為なのですから。一方で、公務員は社会貢献活動が仕事と言われています。
確かに、公務員は究極のサービス業。社会貢献活動こそが公務員の本業です。では、民間企業の本業となる業務は社会貢献活動とは言えないのか。今回はこの社会貢献というものについて、お伝えします。
民間企業の社会貢献活動を知る。
社会貢献活動というと、ボランティア活動を思い浮かべる方が多いです。けれども、社会貢献の意味はボランティアに留まりません。
また、私が就活生に「何のためにどのように社会に貢献したいの?」と聞くと、大半の方が「社会に貢献することは考えたことがない」と答えてくれます。社会に貢献するということが何たるかを知ることが必要ですね。
では、社会貢献とは何か。
社会貢献とは。
社会貢献とは、「利益に資する行いをする」こと。つまり、社会に尽くし良い結果をもたらすことをいいます。
社会とは、人間と人間のあらゆる関係のこと。つまり、家族や企業、地域社会や国、世界といった人と人とが関わる集団のことを言います。
そういった集団の中の様々な人々に良い結果をもたらすこと。それが社会貢献です。
組織は何のために存在するのか。
上述のことからも、企業も社会貢献をしている存在といえるでしょう。
それはなぜか。企業の存在意義にあります。なぜ企業は存在するのか?生き残る企業とは何たるか?
それは、相手が求めるニーズに合わせて商品やサービスを提供する存在が企業であり、その商品やサービスが相手に受け入れられてこそ、生き残るのです。
つまり、相手であるお客様企業や消費者の方々に貢献してこそ、その対価として利益を得るのです。
これが企業にとっての社会貢献なのです。社会に貢献できているからこそ、利益を生むことができる。社会に貢献できない企業は廃れ、生き残れないのです。
前回、公務員と民間はどちらも利益を追求する存在であると伝えましたが、どちらも社会貢献をする存在でもあるということですね。ただ、その貢献の仕方が異なるというだけです。
住民のニーズを商品サービスに変えるために利益を得るのが公務員。お客様企業や消費者のニーズを商品サービスに変え、それを売ることで利益を得るのが民間です。
あなたはどのように社会貢献をしたいのか。
以上のことからも、企業に勤めたいと考えるならば、あなた自身がどのような社会貢献をしたいと考えるのかを明確にする必要があります。
組織の一員として、どのように社会に貢献したいのか。より細分化して、法人と個人のどちらに対して、どのような商品サービスを、どのような手段で提供し、社会にどのような効果をもたらしたいか。
これらを考えることで自分のやりたいことを具体化させましょう。
そして、組織がどのように社会貢献しようと考えているのかを見極めることで、自身で組織とのマッチングを図ることができます。
組織がどのように社会貢献しようと考えているのかは、理念等を見ることをオススメします。詳細はこちらをご覧ください。

いかがでしょうか?
社会貢献の本来の意味は、何もボランティアに限りません。社会人になれば、少なくともあなたが属する社会には、何かしらの形で貢献することが求められるのです。
組織の一員として、あなたには社会に貢献する責任があるということを今のうちから認識しておきましょう。これについては、以下も合わせてご覧ください。
