三が日が終わり、再び動き出す就活
前回は、ジョブ型雇用についてお伝えしました。自分のキャリアを自分で作る時代。この年始で、どのような自分になりたいか考える時間を持ちましょう。詳細はこちらをご覧ください。

1日、2日はお年玉なんかももらいつつ、大人たちに囲まれる時間も設けたことかとお察しします。その時間も有効活用できましたか?あなたから周りの大人を質問攻めして、あなたの就活に活かしましょう。この2日間。この人に会うという観点でお話をさせていただきました。元日の記事はこちらをご覧ください。

さて、三が日も最終日。組織によっては、明日から仕事がスタートします。では、あなたはどうしますか?大学も来週からスタートする所が多いはず。そして、説明会も実施され、再び就活旋風に巻き込まれます。三が日の最終日として、やるべきこと、考えるべきことを今一度確認していきましょう。
就活生が新年を迎えて意識するべきこと。
新たな年を迎える。それは就活生からすれば、就職活動が本格化する合図となります。就職活動が本格化することに向けて、何を意識すべきか。見ていきましょう。
will,can,mustを考える。
① will=やりたいこととは何か。
② can=できることとは何か。
③ must=やるべきこととは何か。
① will=やりたいこととは何か。
やりたいこと。つまりは、「やりたい仕事」のこと。あなたは何がしたいのでしょうか?それをじっくり考えてみましょう。まずは職種です。どのような仕事をしたいのか。営業をしたいのか、事務をしたいのか。営業をしたいのならどんな営業をしたいのか。その職種に就くためにはどのような業種がよいのか。志望する業界を5業種程度に絞り込んでみましょう。
② can=できることとは何か。
できること。つまりは、「仕事の能力」のこと。あなたができることとは何でしょうか?これまでの経験を踏まえて考えてみましょう。あなたが所属していたチームの中でのあなたの役回りはどのようなものか整理してみましょう。そこから見えてくる長所や短所からあなたのできることを割り出し見てください。同時に、「できる」という度合いはどの程度か、あなたのレベルを数値化してみるのも一つです。やりたいこと、やりたい職種から必要なスキルを抜き出し、5角形や6角形(それ以上でも可)のスキル表を作成してみましょう。
③ must=やるべきこととは何か。
やるべきこと。つまりは、「志望する組織があなたに求めること」を知るための作業です。志望する業界・組織では、どのような仕事が待ち受けているのか、どのようなスキルを身に着けなければならないのか。そのスキルを身に着けるためには、どのようなことを行わなければならないのか。これらを考えましょう。
就職活動という目先のことで言うならば、エントリーシートや筆記試験、面接対策、場合によってはグループディスカッション等、これらはやるべきこととして挙げられます。そして、志望する組織によってそのレベル感は異なります。志望する組織に入るために、自分には何が足りないか、どのような課題があるのかを具体的に考えてみましょう。
will,can,must。この3つの輪を意識して下さい。そして、一つ一つを単体で考えるのではなく、これらの輪が重なることが大切です。やりたいことはあるけど、できることでもなくやるべきことでもないのでは意味がないからです。そして、この3つの重なる部分を大きくしていくことが望ましいです。
大学やプライベートとの両立のための計画を立てる。
昨年のご自身の就活状況はいかがでしたでしょうか?まずは昨年の状況を振り返りましょう。それを基に、今年の計画を練ってください。PDCAを回す。これが大切です。インターンシップや説明会に参加したなら人事や先輩社員から受け取ったアドバイスを基に、どのように今後の就活を切り抜けていくかを考えましょう。
1月以降は、大学の試験や卒業論文の考察、アルバイト、部活等、様々なことと並行して説明会の参加やインターンシップといった就職活動を進めていくこととなります。1月はどのような行動をとりますか?2月は?3月は?
3月になり就活が本格化すれば、企業を20社、30社受けることにもなるでしょう。どのようなスケジュールで筆記を受け、説明会や面接の日程をどのように組み合わせていくか。戦略が必要でしょう。細かく計画を立てていくことが望ましいです。計画を立てたら実行し、実行したら計画達成率を割り出し計画の妥当性の検証を行ってください。それを基により効率の良い動きは何か、改善を考えましょう。
SPI対策していますか?
まずは筆記試験をクリアしなければ、面接までたどり着けないという事実。組織によっては面接重視で筆記は行わないというところが多いですが、筆記試験を行わないところの方がまだまだ少ないです。早めにSPI対策として勉強をしておきましょう。
SPI以外にも、玉手箱など様々ありますので、自分の志望組織はどのような筆記試験が行われるか可能な限り調査しておきましょう。
SPIについては、その種類について過去にもお伝えしておりますので、以下も合わせてご覧ください。


上記に合わせて、お勧めの採用テスト対策本も下記に載せておきます。SPIノートの会。SPI以外の筆記対策もでき、過去の企業の筆記情報も載っていて、為になります。
SPIに特化した対策本はこちら。
元公務員講師としては、SPIの対策(主に数的処理)支援もしております。質問をしたいという方は下記のページからぜひお申込みください。基本は対面です。

いかがでしょうか?
就職活動、精神的につらくなることも必ずあるでしょう。気を張り続けることもきついので、いったんリフレッシュし、ゆとりを持ちましょう。ただ、気を緩めすぎると、後々自分の首を絞めかねないため、就活本格化のための計画をしっかりと立ててください。