できることを、一歩一歩確実に積み上げていくこと。
前回は、「ます」と「ました」の使い分けについてお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

「ます」と「ました」は大きく違う。〜面接における間違った伝え方〜
言葉のチョイスで、意味合いは大きく変わる。前回は、未来は冒険と挑戦であるとお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。さて、エントリーシートや面接においては、主に過去と現在(未来)の2つについて聞かれます。過去を生きるな!生きる...
さて、過去の教え子からの教訓。
あなたなりの頑張りは誰にも否定できないもの。
私が公務員講座の講師をしていたときの話です。
教え子とこんなやり取りがありました。
受講生「先生、あと少しで試験だよ。。。」
私 「一生懸命やってきたんだから、大丈夫。」
受講生「やれることを頑張ってきます。」
私 「頑張れ。」
私がこう伝えたとき、その受講生は私に教訓を与えてくれた。
「先生、俺、頑張れって言葉好きじゃないんだ。頑張ってるのに頑張ってないって言われているような気がして。」
と。
着実に歩を進めよう。
その受講生は剣道をやっていて、幼い頃から叱咤激励を受けこの言葉に疑問を持っていたとのこと。
武道を一生懸命にやってきて大きな結果も出している受講生が故に、何かすごく説得力のある言葉に感じました。
頑張れってすごく無責任な言葉。人により頑張る度合いや何をもって頑張っていると言えるかは異なる。
それこそ、人の尺度で決められてしまう。だからこそ、そんな抽象的で目に見えない尺度で他人を測ったところで無意味。
頑張らなきゃいけないのは、自分が一番よくわかっていることでもある。
この学びから、私は相手に対して頑張れという言葉を言わないように心掛けています。
代わりに、あなたにお伝えしたいこと。
就職活動、やれることを着実にやっていきましょう。
一歩一歩確実に積み上げていけば、それが必ずあなたの成長となります。
いかがでしょうか?
自分で自分を鼓舞する言葉。それが「頑張れ。」です。
あなたの限界はあなたが決めること。同時にあなたが突破するもの。そのための言葉が「頑張れ。」
我々キャリア支援者はそれを支援するための存在であることが望まれます。
やれることを着実に、一緒にこなしていきましょう。