圧迫面接に耐える美学などありはしない。
前回は、情報収集と在りたい自分の抽出の大切さをお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

さて、面接はお見合いの場。お互いに合うか合わないかを確かめる場。
自分の考えだけを披露する場でも、落とす理由を探す場でもない。
それにも関わらず、圧迫をする組織。
そんな組織の視点には、甚だ疑問に感じる。
圧迫面接については、以下も合わせてご覧ください。

優秀な人を獲得したいなら、マッチングを!
どの組織も、優秀な人材の獲得に躍起になっている。
では、その「優秀な人材」とはなにか。組織により、その条件は異なります。
そして、その優秀さを測るのに圧迫面接は最適とは言い難い。
圧迫面接はストレス耐性さえもろくに測れない。
圧迫面接は、ストレス耐性を測るものと言われますが、極端なものしか測れない。
機転の良さは測れるかもしれませんが、圧迫面接で分かることは、それ以上でもそれ以下でもありません。
「ストレス」と一言で言ってもさまざまなものがあるからです。
それを明確にもせずに測ること自体が❓となる。
圧迫面接をしたことで、その目の前にいる大半の就活生は萎縮し、その良さは一気に半減することは間違いありません。
それは、その面接に終始影響します。
そんな面接、面接官からしても、就活生からしても億劫でしかありません。
もし機転が効いて切り返しがうまくできても、成果が見えないため、優秀さまでは測れないでしょう。
人と対面しクレーム処理が多い仕事においては、経験が物を言う部分が大きいのですから、圧迫面接は尚更不向きです。
就活生のあなたとしては、
圧迫面接をされた際は、それに耐えてまでこの組織なのかを、考えてみましょう。
そもそも圧迫面接によりストレス耐性を確認しているとしたら、その組織は相当の離職率を叩き出しているか、精神的に相当な負荷を掛けさせるような仕事のさせ方をしているかもしれません。
そのあたりの確認は必須でしょう。
いかがでしょうか?
圧迫面接はするなとは言わないまでも、なんか変な圧迫の仕方だなという印象を受ける組織が未だに存在します。
確実に人の優秀さや人の本質を見抜ける面接なんて存在しません。
結局のところ、判定には人の心情が絡むのですから。