需要者から供給者へ生まれ変わろう。
前回は、スマホ等の情報に頼りきって行動が遅くならないようにとお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

さて、今回は社会人を怒らせると怖いよって話。
「飲み物くらい出せよ!」→いや、自分で用意しておこうよ。
「暑っつい中、説明会行ったのによー、冷たい飲み物くらい出せよな。」
電車の中でこんな声を聞いた。どうやら企業説明会に参加したらしい就活生だ。
唖然とした。
まるで、上から目線のお客様気分のような物言いだ。
学生の特権は「消費者視点」。されど就活生としては通用せず。
私からしたら、飲み物を出されたらものすごく感謝をする。
「お気遣いを頂いてありがとうございます!いただきます!」と必ず伝える。なぜなら、それが相手の好意だからだ。
けれども、その就活生からしたら、その行為は「当たり前」だったのだろう。この温室育ちめ。。。
飲み物なんて出されないことが当たり前だ。というか、予め自分で用意してほしい。
問題なのは、その態度だ。
社会人を怒らせると怖いよ?採用側だって、人材獲得に必死だ。故に厳しい目であなたを見てる。
きっと、この感じだと、その就活生は説明会のときから良い態度とはいえなかったであろう。それは採用側も勘付いているはずだ。
要注意人物としてマークされる可能性が高い。
やはり、説明会中だけ良い子になるってことは難しい。その人の本来の態度や言動は、相当気を使わなければ、直すことはできない。抑えてもにじみ出る。
そして、これが顕著なのが「時間にルーズ」だ。
遅刻もやはり採用側からしたら、その組織の将来展望を見据えてもNG行動であろう。
学生からしたら遅刻しても大した問題にはならない。例えば単位をもらえないなど自分に不都合が跳ね返ってくるのみ。
遅刻しても問題にならないのは、消費者視点だから。自分が納得すればそれでお終い。それが、生産(供給)者側に変われば、一気に立場は逆転する。
組織の一員としてのあなたの遅刻が、取引先に多大な損失を与えてしまい、取引中止となることもある。信用問題に関わる。
それが供給者の立場だ。
あなたは、労働市場における供給者になろうとしている。
消費(需要)がなければ供給過多で淘汰されるだけ。
需要者の想いを汲んで供給しなければ、あなたは消費されない。つまりは、雇ってもらえない。
それを肝に銘じて行動しよう。
いかがでしょうか?
労働の供給者として、最低限のマナーやモラルは守ること。それが、就活生のあなたには求められています。