就活が辛い。そんな時は立ち止まるのもあり。
前回は、「仕事を楽しむ」ことについて、お伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

仕事は楽しめないと意味がない。私はそう考えています。社会人50年、学生年数よりも長くこの道を進むわけですから、楽しまなければ損です。ぜひ自分が社会人として仕事を楽しむなら、どのようなものをどのように楽しめるのかを考えてみてください。
もしかしたら、就職活動をしていて「辛い」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。今回はそんな方に読んでいただきたい記事です。
立ち止まることも大切。
占術とは違いますが、同じ波長に生きている人はいないと私は考えています。人によってスタートもゴールもタイミングも全く異なる。それを同一のタイミングで一斉にという方が、無理があるのです。
そして、不安や辛いと思う気持ちを大切にしてください。その思いこそ、あなたが就活に対して真面目に向き合っている証拠だからです。もしそれでも辞めたいなら以下をお読みください。
嫌なら辞める。この選択肢を残すことが大切。
嫌なら辞めればよい。極端に言えばこれもあり。今は就活のタイミングではないのでしょう。では、どのようなタイミングなのでしょうか?就活を行わない代わりに何か目を向けられるものがあれば、それに目を向けてみるのも一つではないかと考えます。
就活が辛いと感じるその理由の一つに、就活とは別のことで何かモヤモヤしたものが、後ろ髪を引っ張られるようなものが、あるのかもしれません。本当は趣味に目を向けたいとか、海外に留学したいとか。それであればそちらを私は応援したい。
誰もが、生まれてすぐは人を頼らないと生きてはいけない。お腹が空けば泣き、眠くなれば泣く。そうすれば、誰かしらが対処をしてくれた。けれども、大人になり成人と言われる20歳を超えれば、誰かが助けてくれるということはグンッと少なくなる。自分が辛い時は自分でフォローを入れなければならない。
それなら、自分で自分を許してあげればよい。辛いと感じるのは、辛いのを許せない自分が心の奥底にいるから。余計に辛くなる。自分を許してあげることができる人って、すごい人だと私は感じます。自分が今どのような地点にいるかを分かっている人だから。
機が熟してからの就活の方が、納得感を上げられる。
就職活動だけが、自分の世界観を広げる手段とは限らない。世界観を広げるために、就職活動以外に回り道をしたってよいのです。
自己分析をしよう。就職の軸を持とう。こんな言葉は、疾うに聞き飽きているはず。仕事をしたこともないのに、いきなりそれはないでしょう。流され就活なんてやめた方が良い。日本が文化的に「皆と同じ」を好むから、就活を始めてみましたなんていうものほどつまらないものはない。むしろ皆と違う方向を向いて、一人就活の波から外れてみた方がよほど楽しい経験ができる。
これは俗に言うフリーターというやつになるのかもしれません。けれども、フリーターになってみて初めて分かることだってある。
実は私も同じようなものです。大学卒業して、学生気分で就いた職がシステムエンジニア。2年で辞めてプー太郎になり、その2年後に公務員講座の講師になった。私の本当の意味での就職活動は公務員講座の講師になったあの時だったと実感しています。
人の役に立ちたいという漠然とした軸しかなかった大学4年生時の就活なんかよりも、「努力している人の応援団として、自分の知識や経験を基に支援したい」と具体化できた大卒から数年後の就活の方が、よほど自分らしい就活ができています。
今の就職活動に違和感を抱えているなら、回り道して違う波に乗ってみるのもアリではないでしょうか。
どうしたらよいか、迷っているあなたへ。
就職活動が辛いと感じているならば、3年先を見据えて考えてください。
仕事をしている自分と仕事をしていない(無職の)自分を比較してどうでしょうか?
仕事をしている自分は、その仕事をして何が身に着いていますか?何か自分に残るものはありますか?そこにあなたの就活に対する考えが眠っています。
それでも、就活をしなければという使命感に駆られているのなら、あなたの就活を行おうという前向きな気持ちと後ろ向きな気持ちを整理しましょう。後ろ向きになっている気持ちを少しでも減らして、前向きな気持ちに変えるように意識してみてください。
就活を前向きな気持ちにする上で、就活のメリットを考えてみましょう。就活を終えれば、あなたは間違いなく、成長しています。視野が広がり、自分の成長によりより一層成長意欲が湧き、更なる成長を求め良い循環が生まれます。
いかがでしょうか?
就活を辞めたいと感じるなら辞めることも一つの選択。就活をしないことは恥ずかしいことではありません。あなたが何をしたいかは、あなた自身が決めるべきこと。他人に合わせる必要はないのです。あなたはあなたです。