就活には、大学の活用が欠かせない。
前回は、公務員と民間の併願についてお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

さて、様々な大学で就活支援をしていると、大学ごとの特色が見えて面白いと感じます。
大学は情報の集約場所
私が関わるほとんどの大学で4月からすでに21卒向けの就活支援関連が動き出しています。20卒と21卒への支援が同時並行している状態。
ということは、どういうことか。
20卒のあなたに関しては、引き続き就活終了まで支援継続するゆえに、大学の就活関連部署を利用しましょう。
21卒のあなたに関しては、これから就活が本格化していくゆえに、その準備を今から行うべく大学の就活関連部署を利用しましょう。
ということ。
一方、学生や就活生の皆さんは。。。
大学のキャリアセンターは駆け込み寺ではない。
20卒向けはもちろん、21卒向け、既卒向けと、大学ごとに本当に様々な取り組みを大学ごとにしております。
その一方、就活生の方は大学の中に目を向けない。
大学は、今問題になっている就活塾などで高いお金を払ったり、勧誘が多かったりするよりも、よほど安全性も正確性もあるのに。
(※ 上記は、就活塾や就活支援会社を否定しているわけではありません。むしろ有用な就活支援会社は多数存在します。ただ、就活生の弱い立場を悪用する会社も多いことも事実です。利用の際は、ご両親や大学等に相談をしてから利用することをお勧めします。)
もしかしたら、大学によっては訴求力に欠けるのかもしれません。それも原因の一つとして考えられますが、それでも就活生のあなたがアンテナをしっかり張れば、大学はそれに答えてくれます。
学生によっては、駆け込み寺として大学のキャリアセンターを利用される方もいますね。
その場合、時すでに遅し…とまではいかないものの、なるべくなら「駆け込まないとやばい」となる前に来たほうが、圧倒的にあなた自身のためになるでしょう。
大学こそ、多くの情報が集約される場所。企業も、公務関係の人も、海外の人も訪れる。大学は、情報収集にはうってつけの場所なのです。
その場所を有効活用しない手はないでしょう。
駆け込んだとしてもしっかりとあなたに向き合うのが、大学のキャリアサポートセンター、そしてそこにいるキャリアカウンセラーです。
けれども、有益な情報を入手するタイミングが「やばい、駆け込もう」と思うその前後では、情報の有用性や鮮度が違います。
20卒のあなたは、引き続き面接練習などで大学キャリアサポートセンターを利用し、就職営業力を高めましょう。
21卒のあなたは、早い時期からの大学キャリアサポートセンターでの情報収集をすることで、自分の価値を高めていきましょう。
隣には20卒の方が一生懸命面接練習をしているかもしれません。それが来年のあなたです。今のうちに、横目でチラチラ、就活の感覚を少しずつ自分に馴染ませていきましょう。
いかがでしょうか?
大学、活用しましょう。
授業をする、サークル活動をする、それだけが大学ではありません。大学は、将来あなたが在りたい自分になるために行動を起こす場所です。
大学の掲示板やポータルサイトの確認をして、就活関連の情報を入手しましょう。
そして、その大学のキャリアサポートセンターには、就活のプロである我々キャリアカウンセラーがおります。存分に活用しましょう。