明確なキャリアプランなんて思い浮かべなくてよい。経験していれば選択肢はいくらでも出てくる。
前回は、従業員が仕事を楽しんでいるかを確認しようとお伝えしました。詳細は以下をご覧ください。

さて、将来のキャリアプラン、あなたは考えられていますか?その実現可能性はどの程度のものでしょうか?
キャリアプランは漠然としていて当たり前。
おそらく、大半の方が、「キャリアプラン」が漠然としているのではないかと推察します。それもそのはず。未来のことなど分かるわけもありません。
私自身も、キャリアコンサルタントの資格を取って、独立に至るなんて考えてもいなかった。というか、仕事において未来のことなど明確に考えたこともありません。
あなたにとって、熱を持って取り組めることとは?
私が今感じることは、「やりたいことは経験により変わっていく」ということです。
私も、公務員受験予備校の講師にならないかとお声がけを頂かなければ、そして、その誘いに乗っていなければ、今に至ることも無かったでしょう。
もっと言えば、大学内公務員講座の運営管理者に任命されなければ、キャリアカウンセラーの仕事に就くことすらなかったかもしれません。
やりたいことや将来への想いは、経験に裏付けされるということです。
就活生そして新卒者にとって、どんな仕事も初めて体験することばかり。
沢山の選択肢があるからこそ、何を経験してみたいかをじっくり考えてみること。
それが就職活動です。
それぞれの取捨選択、そのどれを取っても正しいです。
選択をしたなら、ただただ一生懸命向き合うこと。
そのためにも熱を持って取り組めることを選択しましょう。
あなたにとって、「熱を持って取り組めること」とは何ですか?
それが見つかったなら、まずはやってみましょう。
それを確実に一つ一つクリアしていけば、そこから自分の価値が形成されて行きます。
学生時代も自分の価値は自分で作ってきたはずです。それが「経験」です。
幼い頃にかけっこをしたら、自分は足が速いと気付いた。それは誰にも負けないと一生懸命に走るようになり自信がつき、小学校ではリレーの選手に選ばれた。足が速いという自分の価値に気付き、その価値を伸ばした結果です。
けれども、その足の速さを活かして、中学からは陸上部に入るか野球部やサッカー部に入るかはその人の選択次第。その人が何を考え、求めるかに依ります。
価値を作り出し決定づけていくことは、幼少時代も学生時代も、社会人になってからも何ら変わりません。
その価値に基づいて、やりたいことやキャリアは必ず後から付いてきますよ。
いかがでしょうか?
キャリアプランが見出せないというあなたは、「自分が熱を持って取り組めることってどんなことか?」を考えてみましょう。
自分のやりたいことを見つけるための一つの軸になるかもしれません。
なお、将来のキャリアプランについて、面接で聞かれることがあります。それについては、以下をご覧ください。
