正しい言葉遣いってなに?
前回まで5回に渡って、就活マナーについて触れてきました。
詳しくはこちらをご覧ください。
就活マナー:





これらのブログを通して、
相手を敬った言葉遣いが大切、ともお伝えしました。
人と会ってるときはもちろん、
電話やメールでも同様に、言葉には気を付けましょう。
さて、今回はその「言葉遣い」について。
注意すべき言葉遣い
言葉遣いはあなたの品位を定める
普段あなたはどんな言葉遣いですか?
略語が多い?
タメ口が多い?
難しい言葉を使うのが好き?
簡単な言葉を使うのが好き?
言葉遣い。
必ずあなたの癖というものがあります。
その癖というものが、
初対面の人と相対する際に出てきたとき、
「それが許容されるかどうか」
ここが一番のポイントですね。
許容されればなんの問題もない。
ただし、面接で相対する方は、ご年配の方が多い。
年配の方は、言葉遣いにうるさい方も結構多いです。
言葉遣いに注意を払って損はないということです。
私の経験としても、男社会にずっといたので、
パワハラ的な言葉遣いを使われる方もいました。
最近では略語や造語を多く用いる方もいました。
「バズる」「だいじょばない」という言葉を最近は耳にしましたね。
社内においても同世代の間で使うのはよしとしても、
社長がいる前で使っていたのには、正直驚きました。
それどころか、社外の取引先の方に対して使っているところを見たときには、
ドン引きして、この人とは仕事できないなぁなんて
思ったりもしました。
社内ならまだしも社外で、しかも目上の方に対して、
使うような言葉ではないですね。
思わず意味を調べてしまいました。
この他にも、「コミュ障」とか「誕プレ」という言葉も
「え、なにそれ?」となった人間です、私。
こ、こみゅしょー?
た、たんぷれ?
何語???っていう感じでちんぷんかんぷん。
そんな私ですが、私自身でさえもプライベートでは
家族から言葉遣いを注意されることも当然あります。
癖をどの程度許容されるか、
それがコミュニケーションにとって本当に大切。
それをこんな私の例から汲み取っていただけると
幸いです。
人と相対する際の言葉遣いの注意点
面接、OB訪問、電話、メールなど、全てのシーンにおいて
心掛けてほしい注意点を記します。
① 話し言葉
② 略語
③ 敬語の使い分け
① 話し言葉
いわゆる若者言葉もこれになります。
面接指導をしていて多いものをピックアップすると、
・なので
・大丈夫です
・自分は、
こういったものですね。
これ全て話し言葉であり、面接等、目上の方とお話をする際には気を付けたい表現です。
・やっぱ→やはり
・なので→そのため
・大丈夫です→遠慮いたします
・自分は、→私は、(あるいは「僕は」も許容範囲)
最後の「自分は、」というのは体育会系の人に多いです。
② 略語
上記のコミュ障とか誕プレも略語ですね。
さすがに、面接でこれを言ったら、「は?」と言われてしまいますね・・・。
このほか、面接でよく出てくるのが、
・バイト
・ゼミ
・コンビニ
・塾講
・マック(マクド)
・ファミレス
などです。
・部活→部活動
・バイト→アルバイト
・ゼミ→ゼミナール
・コンビニ→コンビニエンスストア
・塾講→塾講師
・マック(マクド)→マクドナルド
・ファミレス→ファミリーレストラン
ですね。
最近では部活動、バイト、ゼミについては気にしない方も多くいます。
ただ、用心するに越したことはないので、略語は止めておきましょう。
③ 敬語の使い分け
面接でガチガチに緊張しているのか、
自分を敬う、もしくは相手をへりくだる人が多いです。
「先ほど私がおっしゃったように」とか
「先ほど面接官の方が申したように」など、
冷や汗ものです。
緊張してしまうのは分かりますが、
変な日本語にならないよう、注意深く話しましょう。
また、二重敬語にも気を付けましょう。
例えば、メールでの例では、
株式会社○○ 人事部 山田太郎部長様、これは二重敬語ですね。
株式会社○○ 人事部 部長 山田太郎様
株式会社○○ 人事部 山田太郎様
としましょう。
また、OB訪問などで多い二重敬語が
「伺わせていただきます。」
です。
伺う→「行く」の謙譲語
いただきます→「もらう」の謙譲語
謙譲語が2回続くので二重敬語ですね。
伺います。
お伺いいたします。
などがよいでしょう。
いかがでしたでしょうか?
間違った敬語やおかしな言葉遣いは
聞く相手(とくにご年配の方など)からすると、
違和感を感じます。
言葉遣いが、あなたの品位を自ら決定付けている。
そのことを忘れずに。