就職活動のコツは、違う価値観を否定しないこと。〜正しい答えはあなたが知っている。〜

就職活動全般

違う価値観を否定しないことが就職活動を成功させるコツ。

前回は、行動の細分化について、再掲の意味も込めて、お伝えしました。詳細はこちらをご覧下さい。

面接の自己分析系の質問は、行動の細分化で対応しよう!〜エピソードの幅を広げる。〜
面接で話す自己分析系の経験談は、行動の細分化で対応すること。前回は、学歴フィルターについてお伝えしました。詳細はこちらをご覧下さい。面接をしていると、その就活生の日々の生き様みたいなものが見えて、本当に面白いです。逆を言えば、...

さて、様々な学生と面談をしていると、千差万別な考えや価値観があり、本当に面白さを感じます。

今回は、その様々な価値観に触れて感じることを。

価値観に惑わされず、否定せず。

あなた自身も、就活に限らず、人と接していると様々な考えや価値観に触れるのではないでしょうか?

その様々な価値観が自分に合うかどうかを、取捨選択したことと思います。

いろいろな価値観から出てくる意見は、自分をときに惑わし、ときに跳ね除けたくなることもあるでしょう。

人に惑わされず、正しい選択を。

以前にもお伝えしましたが、我々キャリア支援家があなたに面接指導をするだけでも、色々なことを言われるでしょう。以前の記事は、こちらをご覧下さい。

「面接指導者の指摘が違いすぎて困ります!」は良い兆候。~違う意見を取り入れてこそ!~
多くの人から見てもらうことの大切さ前回は、面接指導をしていて、学生の方に思うことをお伝えしました。身構えずに、自己開示をすること。そのために、普段のあなたを見せること。一方的に説明しようとせず会話を楽しむこと。それを意識としてお持ちくださ...

色々なことを言われることは、あなたの成長を考えれば、良い兆候。とはいえ、いろいろな人から間逆なことを言われれば、何を信じればよいか分からなくなりますね。

だからこそ、何を信じるかを取捨選択しましょう。

キャリアカウンセラーの中には、「こうするべき」とべき論で語ってくる人もいます。高圧的な態度を取る人もいる。

自分の考えを押し付けてくるキャリアカウンセラーがいて、その人の考えに疑問を感じるようであれば、信じる必要はありません。

ただ、そういう人もいるということは、面接官も同様です。様々な人に対応するためにも、参考として自分に取り入れましょう

就活の情報を先輩から入手する方もいるでしょう。これも、やはり人それぞれ真逆のことを言われる。

先輩は経験則で言っていることが考えられます。やはり、先輩はそういう就活をしたんだという参考にすることが望ましいでしょう。その上で、自身はどういうタイプかを見極めましょう。

人を否定せず、視野を広げる。

べき論で話すキャリアカウンセラーも、経験をもとに話す先輩も、良かれと思って話しているということが考えられます。

自分とは違う考え方を持つ人や、自分を否定する人もいるかもしれません。けれども、学生から社会人にスイッチを切り替えることが重要な就職活動。

やはり、相手を苦手だからと聞く耳持たないのではなく、そういう人もいるという感覚を持つこと。これは、選考で言えば集団面接やグループディスカッションにおいて大切なことです。

集団面接についてはこちらをご覧ください。

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グループディスカッションについてはこちらをご覧ください。

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社会人は実際のところ、チームも人も仕事も取捨選択はできません。否定をしてしまうと、仕事が円滑に回らなくなります。一方、相手の価値観や意見に寄り添える人は、視野が広く柔軟に立ち回ることができ、高い成果を出します

誰かの意見が全て正しいのではなく、その時々の状況に合わせ、他人の意見を参考に自分の考える行動をとれることが、できるビジネスマンと言えるのかもしれません。

自分と違う意見を否定しない練習として、異なる価値観の人にぜひ耳を傾けてみましょう。耳を傾けるというのは、言うことを聞くのとは違います。傾聴については、こちらをご覧下さい。

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いかがでしょうか?
異なる価値観や意見の中で、何を参考にするかはあなたが決めることです。ただ、その際は否定的な感情は抜きにしましょう。

自分とは違うから聞き入れないのではなく、自分とは違うことを知ることがビジネスには大切です。

そして、大切なこと。
答えを求めるとしたら、それはあなたの中にあります。誰かがこう言ったから、ではなく、それを元にあなたがどんな行動をとるかが、あなたの今後を左右します。